もう会話を続けたくない 否定から入る相槌にイラッとすると答えた人は約7割
話しかけても広がらない。相槌に否定から入る人にイライラ…。
楽しく会話を弾ませるつもりで話しかけるも、「そうかな…」、「でもさぁ…」などと返されると、続ける気持ちが萎えてなんとなく尻すぼみに…。
■会話の相槌に否定から入る人にイライラ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,686名を対象に実施した調査では、全体で71.9%の人が「“会話の相槌”に否定から入る人にイラッとしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は68.8%、女性は74.7%という結果になっている。
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■しらけて話を続けたくなくなる
編集部が話を聞いた40代の女性は、「主人に何か言うとまず、“いや”という言葉を頭につけて返事をするんです」とため息をついた。
「テレビを見ていて、“これおいしそうじゃない?”と言うと、“いや、食べたらそうでもないと思うよ”と答えるといった感じで…」と、気分がしらけて話を続ける意欲が削がれてしまうのだと語った。
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■否定したのに行きつく意見は同じ
上司の話し方に苦労しているという30代の男性は、「自分が意見を伝えると、必ずと言っていいほど否定して言い直してくるんです」と述べた。
「僕の意見を否定して持論を展開するのですが、結局僕の意見と同じ結論に着地する事が多くて」と、まるで自分の意見が横取りされたようでイライラするのだそう。
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■一呼吸置くことで前向きな表現に
会話に否定から入ってしまう理由の1つは、自信の無さのあらわれだと、ある心理学者は語っている。それは「フラジャイル・ナルシシズム」と呼ばれ、自信があるかのように見せかけながら、じつは不安な気持ちを抱えている状態をさすのだそう。
そういう人の中には、誰かに何かを言われるとすぐに否定してしまうという人も少なくないそうで、同心理学者は、前向きな言葉を返せるように答える前に一呼吸置くことを勧めている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,686名 (有効回答数)