『ポケモンSV』のRTA最速走者のエースポケモン 「最強すぎる…」と反響
『ポケモンSV』のRTA記録が話題に。ファンからは驚きの声が。
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』Real Time Attack(RTA)で最速クリアを果たしたユーザーのエースポケモンが意外すぎると話題を呼んでいる。
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■クリアタイムを競う「RTA」
ゲームプレイヤーの中には、作品をクリアするタイムを競うタイムアタック・スピードランを主に行なうRTA界隈と呼ばれる界隈が存在する。これはより早くクリアするためにムービー等を全カットし、1つのミスすらも許されない…というかなり厳しい界隈なのだ。
中でも「Any%」という種類のRTAがあり、これは「早くクリアするためなら何をしてもいい」というルールの上で競われる。そのため、狙ってバグを発生させてイベントを強制的にカットする…といったトンデモプレイを見ることができるのが魅力なのだ。
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■5時間半でクリア
もちろんポケモンシリーズにもRTA界隈は存在しており、国内外問わずタイムを競い合っている。そんな中、『ポケモンSV』で海外プレイヤーが5時間26分35秒でクリアした動画を投稿。
なお、記者が通常に遊んだ際のクリア時間は約40時間程度なため、とんでもない速さだということがわかる。国内では現状5時間39分〜45分付近のプレイヤーが多く、記録としては頭ひとつ抜けている模様。
また同シリーズのRTAの場合、最序盤で1〜2匹のポケモン捕まえ、ひたすら育成することでエースに育て上げて最後まで戦わせ続けることが多い。
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■意外なエースポケモン
そんな中、5時間27分の記録を叩き出したプレイヤーが使っていたエースポケモンに注目が集まっている。というのも、そのエースポケモンというのがひこう・かくとうタイプのカラミンゴなのだ。ストーリー上では、マップ全域に出没するため多くのプレイヤーが捕獲していると思われるが、ストーリー最終盤まで手持ちに入れていたプレイヤーは少ないのではないだろうか…。
カラミンゴは合計種族値500かつ攻撃種族値が全体で96位の115、素早さ種族値も90…と全体的に悪くない数値のポケモンと言えるだろう。しかしブレイブバード、インファイトといった各タイプの物理最高火力技を覚え、かくとう技を無効化にするゴーストタイプにもかくとう技が当たるようになる特性・きもったまを持っているため、無効化されることなく相手に高火力で攻撃し続けることができるため、性能としてはかなり優秀と言えるだろう。
なお、RTAをする上ではわざわざ高火力技を打たず、ポケモンが持ち物を持っていない場合威力が2倍となる技アクロバットを連打する模様。ブレイブバードは反動ダメージがあるのだが、基本持ち物を持たせないストーリー攻略ではアクロバットは無条件で高火力を打つことができるためだと思われる。
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■過去作でも活躍したタイプ
これらを受け、ツイッター上では「カラミンゴ最強ってマジ?」「カラミンゴってよく考えるとかなり優秀だな」「これは最強すぎる」といった声があがっていた。
また『ポケットモンスター X・Y 』のRTA記録の上位プレイヤーの使用ポケモンの中に、カラミンゴと同タイプのルチャブルが含まれていることから「ひこう・かくとうタイプってやっぱ強いのな」といった声も寄せられている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)