チャイルドシートの我が子、変わり果てた姿に母親が驚き　「異変の理由」に思わず感動…

車に幼い我が子を乗せての運転時、頼りになるのがチャイルドシート。とはいえ単に「座らせる」だけでなく、我が子の顔を見ていないと不安なものである。

以前ツイッター上では、運転中に突如発生した「我が子の変貌ぶり」が話題となっていたのをご存知だろうか。

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■チャイルドシートの我が子に異変が…

今回注目したいのは、ツイッターユーザー「nくんママ」さんが投稿した1件のツイート。

「チャイルドシートの様子見るやつ付けたんやけど、こんなん笑うやろw w w」と綴られた投稿には、幼い我が子の顔が映ったミラーの写真が添えられているのだが…どうも様子がおかしい。

なんと、写真加工のアプリを使用した際の「歪み」のようなものが顔パーツ周辺に生じ、我が子の顔が大きく変化していたのだった。

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■「笑わないの無理でしょ」と大ウケ

赤ん坊の「かわいらしさ」と、謎の「シュールさ」が融合を果たした奇跡の写真は見た者に衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から数日で4,000件以上ものRTを記録。

他のツイッターユーザーからは「赤ちゃんも自分の顔見て笑っちゃいそう」「かわいすぎて、前見て運転できません！」「これ笑わないの無理でしょ」「驚いて、何度も確認しちゃう」などなど、ツッコミが多数寄せられていたのだった。

ツイートを投稿したnくんママさんに経緯を尋ねたところ、話題の写真は3ヵ月になる我が子とのドライブ中に撮影したものと判明。

nくんママさんは「こちらはルームミラー越しに見る仕様なので、取り付け時には子供がどう映っているのか見えず、赤信号の停止中に確認したら…これでした」「普通に見えるものと思っていたので、面白くて吹き出して笑いました」と、当時の様子を笑顔で振り返っている。

そこで今回は、我が子の顔が大きく歪んでしまった理由をめぐり、話題のベビーミラー商品を展開する「日本トイザらス株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに。すると納得の理由だけでなく、同社の真摯な思いが明らかになったのだ。

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■歪んでしまう「正当な理由」があった

今回注目を集めた「バックシート用ベビーミラー」は、2022年6月より展開が始まった「ベビーザらス」のオリジナルブランド「ディアベビー」の製品。同ブランドはベーシックなベビー用品を幅広く取り揃え、リーズナブルに提供することをコンセプトとしているのだ。

同商品開発の経緯について、日本トイザらス担当者は「バックシートのチャイルドシートに後ろ向きに座っているお子様の様子が、運転席から分かると便利なのでは、との考えから、15年頃に『ベビーザらス』という当時のプライベートブランド名で販売を開始しました」と振り返る。

22年9月からは、現行ブランド「ディアベビー」による「ディアベビー バックシート用ベビーミラー」という商品名で、全国のベビーザらス店舗、一部トイザらス店舗、トイザらス・ベビーザらス オンラインストアにて販売中。担当者は「大きめのミラーで見やすいということで長年、多くのお客様にご支持を頂いています」と、太鼓判を押していたのだった。

…と、ここで改めて疑問に感じるのが、8年に渡るヒット商品にも関わらず、なぜ「顔が歪んでしまうのか」という点である。

そこで、話題となったツイートを見てもらったうえで尋ねたところ、担当者からは「お子様の付近（上）に設置する商品特性上、安全性を考慮してミラー部分には割れにくいポリカーボネートを使用しています。素材の性質上、角度によってはお子様の顔が歪んで映ってしまうこともあるかもしれません」「取付方法をご確認のうえ、適切な角度に調整し、ご使用頂ければと思います」との回答が寄せられたのだ。

こちらのベビーミラーは、子供の顔が映るよう後部座席にセットし、そのミラーをルームミラーで確認する仕組みとなっている。そのため、どうしても「子供の顔付近にミラーが取り付けられる」シチュエーションとなるのだ。

緊急事態が起こった際に配慮し、幼い子供の安全性を第一に考えた結果であると考えると、先ほどまでシュールな存在に感じられたミラーが、なんとも頼もしく感じられてこないだろうか。

なお今回の取材に際し、ツイート投稿主・nくんママさんも「一般的な鏡と違う素材が使用されており、こちらはベビー用品ゆえのご配慮かなと感じています」「子供の様子も見えるし、表情も分かるし、そして笑える、とても素敵な商品でした」と、実際に使用しての感想を振り返っていた。日本トイザらスの思いやりは、ユーザーにしっかり届いていたのだ。