任天堂、ロシアでの活動を縮小 保証と修理は対応するも「子供たちがかわいそう」
任天堂は「欧州任天堂はロシア支社の活動を縮小することを決定した」と発表。ネット上では反響が。
5月31日、欧州任天堂はロシア支社の活動を縮小することを決定。ネット上では同情の声が上がっている。
■ロシア支社の活動を縮小
2022年初めに、任天堂はロシアへの商品の出荷を停止し、決済サービスによるルーブルでの取引処理を終了。ニンテンドーeショップデジタルストアはメンテナンスに移行していた。
これに伴って、公式ホームページでは「経済予測も考慮して、欧州任天堂はロシア支社の活動を縮小することを決定した」と発表した。
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■完全に活動終了するわけではない?
なお、任天堂は「お客様に対するこれまでの約束を果たすための取り組みの一環」として、当面の間、ニンテンドー アカウントを持つロシアの顧客は、以前に購入したデジタルコンテンツを再ダウンロードできるようになるとのこと。
また、公式ホームページには任天堂製品の保証および修理に関する問い合わせ先を紹介していることもあり、完全にロシアでの活動を終了するわけではないようだ。
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■「ロシアの子供たちがかわいそう」
国をロシアに設定したニンテンドーアカウントの新規作成は不可に。既存ロシアユーザーのニンテンドーアカウントに紐付けられた、クレジットカードやPayPalといった支払い情報は、セキュリティ上の理由からすでに削除されているようだ。
今回の発表を受け、ツイッター上では「最低ラインの保証をしているあたり任天堂」といった声があがっていた。また、「これはロシアの子供たちがかわいそう」「ロシアの任天堂ユーザーは大変だな」といった同情の声も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・北田力也)