突如休止した「紀文」のツイッターが復活 他社からの反応に“中の人”も涙
先週より、ツイッター更新の休止を公表していた紀文公式アカウント。19日になり「復帰」することを明かし…。
食品メーカー「紀文」公式ツイッターは19日、一時休止していたツイート更新を復活させることを発表。ファンのほか、ミツカン、アース製薬など他社から祝福の声が相次ぎ、ネットで話題を呼んでいる。
■1週間前、アカウント休止を発表
これまで、自社商品を食べた一般ユーザーのグルメツイートを紹介しつつ、時には他業種の公式ツイッターと顔文字を駆使して交流するなど、ファンを喜ばせてきた紀文のツイッター。
紀文のヨミである“きぶん”ではなく訓読みの“のりふみさん”という愛称で親しまれ、フォロワー数約29万と多くのユーザーに支持されてきたが、12日、「諸事情により、暫く紀文公式アカウントを休止させていただきます。申し訳ございません」と、突如ツイッターの休止を公表していた。
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■ファンや企業が応援
休止理由は明らかにされなかったが、前日に創業者の長男で同社会長だった保芦将人さんが亡くなっており、喪に服すため発信を控えていたことは想像に難くない。
休止発表をすると、直後から「待ってます」「帰ってくるのを楽しみに待ってます」などの応援ツイートがネット上で飛び交い、老舗菓子店・亀屋万年堂が「お休みの間はわれわれがちくわツイートしておきますね」と声をかけるなど、ツイッター上に優しい世界が広がっていったのだった。
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■「ツイートを復帰」
そんなやりとりを経た19日、「いつも応援していただいている紀文ファンの皆様へ」というタイトルの文書をツイッター上にアップした紀文。
「突然ではありますが、本日から紀文公式ツイッターはツイートを復帰させていただくこととなりました。担当も変更なく、いつも通り以上のレシピや情報を楽しく、おいしく、お届けできればと思います」と、ツイッター更新を再開することを明かした。
その後は「こんなに長く書いてあると何事かと思うかも知れませんね。後半ははんぺんのおいしいレシピご紹介コーナーです。はんぺん一枚を手でつぶし…」と、何事もなかったようにこれまで通りのレシピ紹介に。よかった、いつもの紀文さんに戻った…!
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■感動する紀文アカウント
今回のツイッター復活はファンにとっても嬉しいニュースになったようで、「のりふみさん、おかえりなさい!」「とにかく、良かったー!」「俺たちののりふみが帰ってきた」など、歓喜の声が次々上がっている。
さらには、アース製薬やアイラップ、ミツカン、PHP研究所、奈良健康ランド、GIGOなど、業界の垣根を越えた盟友たちからも「おかえりなさい」「待ってましたよ」の声が。
それらの声に紀文側は「ただいま」とリプライを飛ばしながら、「企業間を超えた愛に泣いてます」と感激する様子を見せていた。