ドンキで「半額にならない」半額シールに遭遇、一体なぜ…　予想外の正体が最高すぎる

スーパー店頭で「半額シール」を目にすると、テンションが上がるもの。もはやパブロフの犬よろしく、人類の多くは「半額シールを目にしただけで嬉しい」域に達しているのかもしれない。

なお以前ツイッター上では、ドン・キホーテで遭遇した「規格外すぎる半額シール」に、驚きの声が寄せられていたのだ。

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■この半額シール、何かがおかしい…

今回注目したいのは、ツイッターユーザー・ちびドラさんが投稿した1件のツイート。

「イベントでも使えそうなクッションだw」と綴られた投稿には1枚の写真が添えられており、赤と黄色を貴重とした、お馴染み「半額シール」が確認できる。

果たしてどのクッションが半額なのか…ともう一度写真をよく見ると、こちらはシールでなく、これ自体が「巨大なクッション」であると判明したのだ。

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■「みんな大好きなデザイン」と話題

まるで「だまし絵」のようなシュールすぎる光景。他にも「本日の特売品」「レジにてさらに100円引き」などなど、消費者の心をくすぐるワードを使用したクッションが、多数確認できたのだ。

なお、値札部分には「クッションは割引されません（笑）」と記載されており、細かい部分までツッコミどころ満載なのが個人的にはツボ。

こちらのツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを叩き出し、他のツイッターユーザーからは「リアルすぎて笑った」「みんなが大好きなデザインだ」「全種類欲しい」「癒し効果がスゴいな。過去最大のヒーリンググッズかもしれない…」といった称賛の声が多数寄せられている。

ツイート投稿主・ちびドラさんに詳しい話を聞いたところ、こちらのクッションは愛知県の「MEGAドン・キホーテ UNY太田川店」にて発見したものと判明。

発見時の様子について、ちびドラさんは「なんとなくプラモ売り場を見に行ったところ、数日前まで『ホットウィール』が置かれていた場所に突然現れていたので、完全に心を奪われてしまいました」と、笑顔で振り返っていたのだった。

そこで今回は、こちらの良い意味で「ニッチすぎる」商品の詳細をめぐり、ドンキを運営する「株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」（PPIH）に詳しい話を聞いてみることに。その結果、衝撃の事実が明かされたのだ…。

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■このドンキ、完全にノリノリである

種類が豊富なだけでなく、どこに需要があるんだ…と思わず首を傾げたくなってしまう奇妙な商品まで、手広く取り扱っているのがドンキの魅力。

そのため今回も「当然、ドンキのオリジナル商品だろ」的なノリで取材を敢行したのだが、担当者の口からは「取引先さまより仕入れしたもので、当社のオリジナル商品ではございません。該当店舗で販売を始めたのは6月24日ごろからです」と、衝撃の回答が。

ちなみに、値札に記された「ドンペン君のおもちゃ倉庫」マークは、おもちゃ担当者が独自に目利き・仕入れを行なった「驚きのある商品」に使用されるもので、やはり同店も「ぶっ飛んだアイテム」であることは認識しているようだ。

商品を仕入れた経緯について、担当者は「以前からこういったバラエティクッションの販売が好調であり、店舗のメイン客層であるZ世代に刺さる商品だと感じたので仕入れしました。今のところ、他のドンキでもほとんど展開していないみたいです！」と、笑顔で語っていた。

店頭に陳列した直後にちびドラさんの目に留まり、瞬く間にツイッターでバズったことを考えると、まさに担当者の読み通り。なお、現在は売り場に「うちの店、twitterでバズってて草」と書かれたPOPが登場しており、完全にノリノリである。

駅前に立地した「MEGAドン・キホーテ UNY太田川店」は近隣に大学が多く、10代から20代の「Z世代」ユーザーが高い構成比となった店舗。特に若いユーザーが足を運ぶ機会の多い2階は、話題のコスメやキャラクター商品を強化している。

6月30日に改装を完了し、「よりZ世代に刺さる品揃え・売り場」を実現したそうなので、今回の「半額シールクッション」がブッ刺さった人は、ぜひ足を運んでみてほしい。