今年の夏休みに旅行の予定は? 20代以下は5割前後が計画するも…
コロナが「5類」に引き下げられて初めての夏休み。旅行を計画している人を調べてみると…。
来週、海の日の連休が明けた週くらいから、小中学校は夏休みが始まる学校が多いだろう。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が、2類相当から5類に引き下げられて初の夏休みだ。
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■機内マスク着用も不要に
コロナ禍が始まった当初と比べれば、昨年もすでにだいぶ元に戻りつつあったが、飛行機の機内などでもマスク着用が求められなくなった今、「失った時を取り戻そう」と考える人も少なくないかもしれない。
繁華街はすでにコロナ前のような活気が戻りつつあるが、今年の夏休み、旅行の予定を立てている人は、どれくらい存在するのだろうか。
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■「この夏旅行する」は3割以下
Sirabee編集部が、6月8〜9日にかけて、全国10〜60代男女950名を対象に「今年の夏休み」について調査したところ、「すでに旅行を予約済み」と答えたのは全体の6.9%。「たぶん旅行する」との回答が21.3%だった。
この夏、旅行予定の人は3割弱なのに対して、「たぶん旅行しない」は31.7%。最も多かった回答は「旅行しない」で47.4%に及んでいる。
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■若い世代は積極的
今回の調査では、世代による意識差も顕著に見られた。6月初旬の段階で、「すでに夏休みの旅行を予約済み」と答えた人が最も多かったのは10〜20代で14.0%。この世代では、「たぶん旅行する」も33.6%も最も多い。
一方、50代以上では「旅行しない+たぶんしない」が8割を超えている。とくにリタイアした人たちも増える60代では、ハイシーズンの夏休みにあえて旅をする必要もないのだろう。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女950名(有効回答数)