DeNA・バウアー、公式FCイベントに海外からも参戦者 野球少年の質問に投球理論を熱弁
18日、横浜市内で開かれたトレバー・バウアー投手の公式ファンクラブイベント。140人のファンが駆けつけ、直接交流した。
MLBを代表する投手で、2020年には最も優れた投手を表彰するサイ・ヤング賞にも選ばれている横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手が、18日、地元横浜でファンクラブ向けイベントとしてトークショーを開催した。
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■海外からもファンが集まる
3月24日に入団会見を行った際にも発表されていたバウアー個人の公式ファンクラブ。東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手の事例はあるもののNPBでは異例だ。
さらにバウアーの公式ファンクラブは、VIP会員の年会費が220万円。DELUXE会員でも33万円とかなりの高額。しかし、サイ・ヤング投手であるバウアーだけあって、VIP会員を含めて多くの会員が加入。
この日は140名のファンが、遠くは広島や九州、台湾など海外からも横浜市内の会場に集まった。
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■野球少年の質問に投球理論を熱弁
トレードマークとなっているYouTube撮影用のジンバルを手に、自身のブランド「バウアー・アウテージ」のTシャツに身をまとって壇上に登場したバウアー。シーズン中にこうしたイベントを行うことはMLB時代を含めて初めてとのこと。
乾杯の発声の後は、ファンからの様々な質問に回答した。
自身も野球をやっているという少年から「きれいな回転のフォーシームを投げるにはどうしたらいい?」との質問には、「自分はピッチング談義が大好きなので何時間でも話してしまう」と笑いながら、理論に基づいた丁寧な回答。
「人差し指と中指で同じくらい力を入れる。中指だけに力が入ってしまうとジャイロ回転になってしまうから」と答えて、「素晴らしい質問」と少年を称賛した。
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■大好きな「寿司と焼肉」を
食事会のディナーには、寿司や焼肉など、バウアーが大好きだというメニューをセレクト。とくにマグロは家に大量に冷凍してあり、「おやつにも食べている」と明かした。
シーズン中は良質なタンパク質を摂取することを心がけており、焼肉ではハラミ肉が好きだという。
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■当選ファンがソードセレブレーション
バウアーが実際に使ったサイン入りグローブや手袋などのグッズが景品としてプレゼントされた。抽選に当たったファンが、バウアーの象徴的なポーズ「ソードセレブレーション」で喜びを爆発させる場面も。
現在はセ・リーグ3位の横浜DeNAだが、後半戦の逆転に欠かせないバウアーの存在。ファンとの熱い絆がその大きな支えになるかもしれない。
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■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)