藤島ジュリー景子氏、母・メリー喜多川氏との“壮絶な親子関係” 会見欠席も手紙で告白
会見を欠席した藤島ジュリー景子氏が手紙でコメントを寄せ、実権を握っていた母・メリー喜多川氏との関係について明かした。
ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、同事務所がきょう2日に2度目の会見を実施した。会見を欠席した藤島ジュリー景子前社長が手紙でコメントを寄せ、母で同事務所の名誉会長を務めたメリー喜多川氏との壮絶な親子関係について告白。その内容が、X(旧・ツイッター)でも反響を呼んでいる。
■経営面ではメリー氏が権力
この日の会見には新社長の東山紀之、副社長の井ノ原快彦らが出席。欠席したジュリー氏は手紙を託し、井ノ原が代読した。
ジュリー氏は手紙の中で、被害者に改めて謝罪。ジャニーズ事務所の名称を変更し、被害者への補償を終えた後に廃業することを明言する。
叔父のジャニー氏と、その姉であるメリー氏について、経営面ではメリー氏が権力を持っていたことや、ジャニー氏とは親しく会話をするような関係ではなかったことを明かす。
ジャニー氏のセクハラ被害の真実性が裁判で認められた際にも、メリー氏が「ジャニーは無実だから」「負けてしまったのは弁護士のせい」と主張していたことに触れ、「皆が洗脳されていたのかもしれません」などと振り返った。
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■事実上「権限はありませんでした」
母としてのメリー氏について、「私が従順なときはとても優しいのですが、私が少しでも彼女と違う意見を言うと、気が狂ったように怒り、叩き潰すようなことを平気でする人でした」と述べ、20代の頃から過呼吸で倒れることがあり、パニック障害と診断されたことを告白。
メリー氏の命令でジャニーズ事務所の取締役を務めていたものの、「事実上、経営に関する権限はありませんでした」とし、2008年から2018年まで、ジャニーズ事務所のオフィスに1度も足を踏み入れなかったとも述懐。ジュリー氏が事務所の改革をしようとしたところ、ジャニー氏とメリー氏の怒りを買ったために疎遠になっていたという。
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■メリー氏との会話を「避けて生きてきた」
その後もメリー氏からは、「(ジュリー氏の娘である)孫に会いたい」と切望され、年に数回の食事や、正月に孫と一緒の旅行を決められていたものの、「私自身はメリーと話をすることを極力避けて生きてきた人生でした」と親子関係についても語った。
また、100%株主として残る理由について「被害者に法を超えた補償をするため」とし、補償と被害者の心のケアに専念し、それ以外の業務に当たらないことや、代表権を返上すること、他の関係会社からも離れることを説明。「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思います」とした。