杉村太蔵、ジャニーズ事務所の補償を評価 「NGリストばっかり注目」と嘆きも
NGリストばかりが注目されるジャニーズ事務所の会見だが、杉村太蔵は「現段階でできる最大限のことはやってる」と補償内容を評価する。
2日のジャニーズ事務所記者会見について、杉村太蔵が8日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でコメント。「NGリストばかり注目される」と嘆きながら、補償内容には「現段階でできる最大限」などと一定の評価を下した。
■NGリストに注目が行く
ジャニーズ事務所は2日に記者会見を開き、社名の変更と補償後の廃業、新会社設立とタレントのエージェント契約など、今後のスキームを報告。しかし会見後、運営を委託していたFTIコンサル社が、指名記者のNGリストを作成していた疑惑が浮上した。
事務所は正式に関与を否定し、「コンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があったので、井ノ原が、『これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ』と言いました」などと声明を発表。
FTI社も「ジャニーズ事務所は作成などに一切関与しておりません」となどと説明・謝罪し、「会見の円滑な運営準備のため」と作成を認めたが、ジャニーズ側に大きな非難が集まってしまった。
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■「会見の内容をよーく聞くと…」
番組は実際に会見に出席した鈴木エイト氏を招き、当日の様子などに触れる。しかし杉村は、一連の騒動に「いやぁ本当、NGリストばっかり注目いってしまってるのが…」と残念そうにコメント。
「東山(紀之)社長、井ノ原(快彦)副社長、藤島(ジュリー景子)前社長は痛恨の極みと言いますか」と続けると、ここから「会見の内容をよーく聞くと、ポイントは3つあって」と解説し始めた。
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■「現段階でできる最大限のことはやってる」
「1つは、藤島氏の、事業承継税制の優遇措置。これを放棄して相続税をしっかりお支払いしますよと」と、藤島前社長が税制措置の適用をも放棄する旨を発表した点に言及。
続けて、「その上で、旧ジャニーズ事務所、SMILE-UP.の株を引き続き藤島氏が100%持って、きちっと被害者を最後まで救済しますと。その専門会社にしますと」「その上で、このSMILE-UP.、旧ジャニーズ事務所を廃業しますと。そこまで言ってるわけですから」と補償後の廃業に着目。
全てをなげうって補償と向き合う姿勢に、「これはね、やっぱり、藤島氏、東山社長、井ノ原副社長にとっては、現段階でできる最大限のことはやってるなと。僕なんかは受け止めた」と一定の評価を下した。
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■今後は支援活動を提案
杉村はかねてから、補償迅速化の観点から藤島前社長の株式保有を勧めており、今回もこの点に触れた形に。
また最後には、「でね、私ごときが提案するのもおこがましいんですけども」として、「例えば犯罪被害者の救済とか、犯罪加害者の家族の支援の財団なんかを作って、こういった支援活動なんかを今後やられたらいいんじゃないかなっていうのが僕の考え」とコメント。今後のジュリー氏の活動として、社会貢献を提案している。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)