趣里、『ブギウギ』オーディションでは歌に低評価も…　作曲家・服部隆之氏が明かした抜擢秘話に「すごすぎる」

きょう22日あさ放送の『あさイチ』（NHK）に『ブギウギ』で音楽を手がける人気作曲家・服部隆之氏が出演。同ドラマで主人公・スズ子を演じ、その歌が高く評価されている趣里について驚きの事実を明かした。

■オーディションでの歌の評価は…

服部氏はこの日の「プレミアムトーク」に出演。

『ブギウギ』で草彅剛演じる作曲家・羽鳥善一のモデル、故・服部良一氏の孫でもあり同ドラマへの縁も深い服部氏だが、作曲・編曲以外に歌についてのアドバイスも行うそう。

オーディション時には決定権がなく助言する立場だったという服部氏は、最後に残った約10人の“歌声だけ”を先に聴いて評価。後日その歌い手がわかるシステムだったが、じつはそのとき趣里について「歌に関しては良い評価をつけていなかった」とのこと。

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■趣里の可能性に「賭けた」

ところが芝居をみたところ、「何だよこの人」とモニターにどんどん近づいてしまうほど引き込まれたそう。

そして「あのお芝居の力で歌をトレーニングして、歌がもし…どーん！　って上手くなったらこれは鬼に金棒でしょ、みたいな話になって、そこに賭けたんです」と話す。

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■努力で全てを克服

その後、トレーニングを重ねた趣里はみるみるうちに上達したといい、ファルセットが上手だけれどもファルセットを使ってはいけないなどと苦労が多いなか、全てを努力で克服し力を身につけていった姿を「素晴らしいですね」と高く評価。

「彼女のすごいところは、歌も…ボーカルトレーニングも上手くなったんですけど、人に…やっぱ心に伝わるんですよね。だからそれはまぁ、彼女がやるお芝居とかも関係あるのかもしれませんけど、ほんとにもっともっと…この『ブギ』が終わっても歌っていてほしい」と話した。

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■「すごすぎる」驚きの声続出

主題歌に関しても最初は中納良恵（EGO-WRAPPINEGO-WRAPPIN’）とさかいゆうの2人を予定していたが「どんどん上手くなっちゃうれしいじゃないですか」「みるみるうちに上手くなっていくんで…なんだあれ、これひょっとして趣里さんも歌ってもらって3人でやったらちょっと面白いかな」と3人構成となったそう。

服部氏が明かした裏話にX（旧・ツイッター）では「短期間であんなに人を惹きつける歌を歌えるなんてすごすぎる」「はじめからあんなに歌唱力があったわけではなく努力の賜物だと知り驚いた」「趣里さん、歌唱審査的なのもパスしてのヒロイン抜擢かと思ってたら、後から練習してこれだけ。。。ご両親も上手いからおっしゃるように素養はあったらだろうけどすごい」などと驚きの声が続出。

「朝ドラブギウギの素晴らしさって、本当にこういうところからも滲み出てくるのですね」「ヒロインも演技者も成長する、まさに朝ドラの真骨頂」「上手いし力強いし仰ってるように心に響くし、ブギウギ終わっても歌い続けてほしい…聞き惚れる…」との声が上がっている。

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（文／Sirabee 編集部・今井のか）