『上田晋也アートスペシャル』2時間半SP 「あらためて『バンクシーは深いな』」

12月30日放送『上田晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”』。2023年の世界をアートの視点で振り返る。

2023/12/27 08:00


上田晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”

12⽉30⽇夜8時54分から、特別番組『上⽥晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”』(BSテレ東)が放送される。MCは、バンクシーに興味津々という上⽥晋也が務める。


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■アートの視点で振り返る2023年

同番組では、神出⻤没の覆⾯アーティスト・バンクシーの作品に込められたメッセージを読み解きながら、2023年の世界をアートの視点で振り返る。

そしてロンドン在住歴のあるエッセイスト・内⽥也哉⼦氏がバンクシーの作品が残る場所を訪ね、バンクシーを直接知る⼈々に出会いながら真の姿に迫る。さらに最新のパレスチナ情勢、ウクライナ情勢もバンクシーの作品から読み解く。


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■「あらためて『バンクシーは深いな』」

上田晋也アートスペシャル バンクシーから読み解く“分断の世界 2023”

MCを務める上田からコメントが到着している。

――― 収録を終えての感想は。

上田:改めて「バンクシーは深いな」と思いました。番組の冒頭でも⾔ったのですが、そんなに軽々に「好き」って⾔えない。好きだけで終わらせちゃいけないと勝⼿に思っているんです。


それを毎回バンクシー作品に突きつけられる感じがして、より深く感じたし、僕も考えなきゃいけないなと反省の2時間半でした。視聴者の皆さんもこの年の瀬に、なんで12⽉30⽇に反省させられなきゃいけないのかと思うかもしれませんが(笑)、⼤事なことですからね。


―――「この絵は素敵だな」と思ったものは。

上田:今は“花束を投げる”作品(「花束を投げる暴徒」)や、ウクライナに描かれた絵が1番考えるべき作品なのだろうと思います。能天気に⾒ていいのであれば、窓にぶら下がる男の絵(「Well Hung Lover」)が1番好きですけど、間男の(笑)。


あそこまでの修羅場はなかなかないでしょうけど、ほんの少しかすっていることはあると思いますから(笑)。そういう意味では能天気に「わかる、わかる」となります。


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■「ずっと⾔い続けようと思っています」

―――お笑いやトークで表現する上で気をつけていることは。

上田:あくまで僕の考えですが、ツッコミって哲学の押し付けみたいなところがあるんです。「バカやろう」「お前が間違えている」って、本当は相⼿を受け⼊れなきゃいけないんだけど、相⼿を全否定するようなところが。


そうなると今のご時世だと「押し付けがましい」「パワハラだ」となってしまう。別に⾒下していないのに、便宜上「お前〜」って⾔い⽅をするのが今は⾔いづらいな、と感じることはあります。ツッコミの⼈間はとくに⽣きづらい世の中になっているかな。


そのツッコミの⼿法を変えなきゃ、ということかもしれないですが、変えたくない部分に関してはずっと⾔い続けようと思っています。続けていればそのうち「あいつはああいう⼝の聞き⽅だから」と受け⼊れてくれないかなと。ただ、ほうぼうから怒られたら謝りますが。


―――それでもテレビで表現していきたいか。

上田:そうですね。僕、テレビが好きなので。テレビに出たくてこの業界に来たのが⼤きな⽬的だったりしたので。僕ができることは微々たることですが、テレビでの表現の幅がまたどんどん広がっていけばいいなと思います。


―――最後に、番組の⾒どころを。

上田:「バンクシーは名前しか知らない」「シュレッダーにかけられたのは知っているけれど」くらいの⼈はもちろん、バンクシーにとても興味がある⼈にも幅広く観て頂ける番組だと思います。


「そんな意味が隠されていたとは思わなかった」という作品も「じつはこんな意味があるんじゃないか」と賢⼈の⽅々が解説してくれるので、問題を⾃分のこととして考えるきっかけの1つになればいいかなと思います。


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■「⼀味違う上⽥さんが⾒られます」

番組プロデューサー・林祐輔氏からもコメントが。

林氏:近年、バンクシーが発表した作品を⾒ていくと、「分断」というキーワードが浮かび上がります。コロナ禍があけた2023年、ロシアのウクライナ侵攻は終わりが⾒えず、パレスチナ情勢も混迷を極めています。


そしてインフレが我々の⽣活を脅かす…そんな世界の今をバンクシーの作品を通して考えました。BSテレ東初出演の上⽥さんは、じつは⼤のアートファン。アートの知識に根差した鋭い指摘は流⽯でした。普段のバラエティー番組とは⼀味違う上⽥さんが⾒られます。

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(文/Sirabee 編集部・ホンマみつる

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