オリックス・バファローズの2024年は「かなり苦しくなる」 田尾安志氏が独自分析
田尾安志氏が来季のパ・リーグを分析。山本由伸や山崎福也の抜けた来季のオリックスバファローズは苦しい?
元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏がオリックス・バファローズの2024年シーズンを独自分析した。
■山本投手が抜けるのは大きい?
田尾氏は今シーズンパシフィック・リーグ3連覇を達成したオリックスに「今季はダントツだったオリックスなんですが、このオリックスにちょっと異変がありましたね。もう超エースですね、日本のエース山本由伸が抜ける。これはどうなんでしょう。」と指摘する。
そして「ほかにも良いピッチャーはいっぱいいますけれども、大黒柱が抜けたあとの投手陣がどういう働きをするか。 今年と同じような働きを来シーズンもできるのか。 これはやってみないとわからないんですが、山本由伸がドジャースに行ったのは大きい」と分析した。
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■来季のオリックスは「かなり苦しい」と予想
さらに田尾氏は「山崎福也。彼もFAで日本ハムに移籍ですよね。これも大きいです。先発の柱2人が抜けるということは、かなり苦しくなるんじゃないかなという気がしますね」とコメント。
続けて「今年ダントツの1位で貯金を33個も作った今シーズンとはまた違った、ペナントレースが来シーズンは見られるんじゃないのかなという気がします」と予想した。
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■外国人選手で評価に変化も
田尾氏はオリックスの今オフについて「漆原大晟は阪神に現役ドラフトで移籍。近藤大亮は金銭で巨人、 そして黒木優太はトレードで日本ハム。かなり出て行きましたね」と指摘する。
そして「まあそのあたりをオリックスがどういうふうに補強していくかというところになっていきますが。ここも外国人がそんなに活躍しないで、それでも優勝したということなので」とコメント。
そのうえで「外国人の良い選手が入ってくれば、そのぶんがプラスアルファになりますので、その外国人のレベル。これによって評価が変わっていくということになります」と話していた。
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■山本・山崎福両投手が退団
今シーズンオリックスは山本投手が16勝、山崎福也投手が11勝。田尾氏のように「27勝した2人の退団はかなり痛いのでは」と見る解説者やファンは多い。
一方で11勝の宮城大弥投手、若手で途中離脱しながらも9勝した山下舜平大投手や日本シリーズにも登板した東晃平投手、田嶋大樹投手、実績のある山岡泰輔投手など豊富な戦力を有しているだけに「来季も優勝候補筆頭」と考える人も少なくない状況だ。