【オリ熱イズム2024】オリックス西川龍馬の人的補償、“由伸2世”日髙暖己が広島へ 「チームは変わってもやることは変わらない」
5日、広島はオリックスにFA移籍した西川龍馬の人的補償として19歳右腕の日高暖己を獲得したと発表。プロ2年目の移籍で日高は「今はただびっくり」と戸惑う様子も。
広島からフリーエージェント(FA)を行使した西川龍馬をオリックスが獲得したことにより、フリーエージェント規約に基づく選手による補償として、広島はリストに乗っていた日髙暖己を獲得したと5日に発表した。
■ドラフト5位でオリックスに入団
日髙は宮崎県立富島高等学校から2022年にドラフト5位でオリックスに入団したばかりのルーキー右腕。高校時代は1年からベンチ入りを果たすと、投手兼遊撃手の二刀流で出場。
2年になると宮崎の先輩でもある山本由伸のピッチングフォームを参考にして投手に専念。3年生の夏には甲子園にも出場し、9奪三振を記録している。
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■「由伸2世」プロスカウトの目に止まる
プロ入りしたルーキーイヤーの今季も「由伸2世」の呼び声が高く、一軍登板はなかったが、ファームでは12試合に登板。1勝1敗、防御率3.15の成績で終えていた。
先発も1試合経験しており、来季への期待が高まっていたが、残念ながらプロテクトリストからは外れていた。広島はウエスタン・リーグでオリックスとは同一リーグということもあり、プロスカウトの目に止まったのだろう。
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■プロ2年目の移籍で戸惑いも
広島に移籍する日髙は「今回の話を聞いて、今はただびっくりしているというのが、率直な気持ちです」と心境を明かす。
「オリックス球団には、まだ何も貢献できていなかったのですが、いろいろな方々に優しくしていただいて感謝しかありません。チームは変わることになりましたが、やることは変わらないと思いますので、ファンの方々に応援していただけるように、これからも頑張っていきたいと思います」とプロ2年目に早くも移籍ということで、戸惑いを隠せないようだが、広島は人的補償での成功率が高い球団なだけに、日髙への期待も大きいはずだ。
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■オリックスとの対峙の日に注目
オリックスとしては痛手となってしまったが、痛みを伴うのがフリーエージェントでの大物獲得なだけに、これは仕方がない。
日髙には広島のエースとしてオリックスと対峙する日を楽しみに待ちたい。