永井豪氏、故郷・輪島市の記念館の被災にコメント 「また描いたり作ったりすることができる」
永井豪氏が故郷・輪島市の「永井豪記念館」の被災についてコメント。「いくらでもまた描いたり作ったりすることができる」と前向きにつづっている。
『マジンガーZ』などで知られる漫画家・永井豪氏が10日、漫画プロダクション「ダイナミックプロ」の公式X(旧・ツイッター)を通じ、令和6年能登半島地震で、故郷・石川県輪島市の「永井豪記念館」が被災したことについてコメントを発表した。
■2009年に開館
「永井豪記念館」は、永井氏の出身地である輪島市中心部の朝市通りに面した場所にあり、2009年に開館。今年は15周年を迎えることから、同市では記念事業も計画していた。
今月1日の地震で、1日夕から2日にかけて輪島市中心部で大規模な火災が発生し、約200棟が全焼。記念館も焼失したことが伝えられていた。
記念館には9分の1スケールのマジンガーZ像のほか、永井氏の原画やキャラクターの人形などが展示され、アニメツーリズム協会による「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選ばれていた。
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■「私は現役のマンガ家ですので」
永井氏は書面によるコメントで、「連日報道される故郷・輪島の映像と、私の頭の中に記憶している故郷の景色とのギャップに愕然とし、心を痛めています」と胸中を明かす。
「このたびの地震で輪島市および輪島市立永井豪記念館も被災したことを知り、私のことを心配した方から温かいお言葉を毎日いただいております。この場を借りてお礼を言わせてください。本当にありがとうございます」と感謝。
記念館の状況について、「おそらく多くの展示物が被害を受けたのではと思いますが、私は現役のマンガ家ですので、もし失われていたとしても、いくらでもまた描いたり作ったりすることができると思っています。そのこと自体は大したことではありません」と前向きにつづる。
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■「頑張って乗り越えていきましょう」
続けて、「それよりも今は、輪島をはじめとする各地で被災されたみなさんが一日でも早く元の生活を取り戻せるよう、少しでもお手伝いができればと思っております」と被災者支援への思いを記す。
「余震等もあり予断を許さない日が続いており、今はまだ先のことを考えられる状況ではないかもしれませんが、頑張って乗り越えていきましょう!」と呼びかけている。