成人の日ごろまで「正月ボケ」が続く人の割合は? 若い世代では過半数が…
成人の日が移動祝日となってから、以前より長く感じられる年末年始休暇だが…。
全国的に松の内も明け、成人の日の連休も過ぎて1月も半ばに。かつては1月15日だった成人の日が移動祝日となってから、有給休暇などを組み合わせて年末年始の休みを長く取得する人も増えている。
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■年明けも続く正月ボケ
年末年始は、ゴールデンウィークやお盆休みと並んで、日本人にとって貴重な長期休暇。それゆえに日頃張り詰めている緊張の糸がぷっつり切れ、いわゆる「正月ボケ」になる人も少なくないだろう。
とくに正月ボケと言われるのは、年が明けてなおもダラダラと気合が入らない状態が続くこと。実際、どれくらいの人が続いているのだろうか。
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■4割が「成人の日」までも
Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「正月ボケ」について調査したところ、成人の日の連休まで「かなり正月ボケ」と答えた人は、9.0%。「やや正月ボケ」は28.5%だった。
最も多い答えは、「あまりボケていない」の32.6%、「全くボケていない」が29.9%。少数派ではあるがおよそ4割が、成人の日の連休前後までは正月ボケが続いていたことになる。
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■若い世代ほど
今回の調査結果を世代別に分析してみると、10〜20代では「かなり正月ボケ」派が16.9%と突出して多い。「やや」も合わせると過半数が年が明けて10日前後たっても正月ボケしていると回答した。
年齢が上がるほど正月ボケの人が減るのも、興味深い傾向だ。コロナ禍以降のリモートワークなどもあり、とくに若い世代は気持ちの切り替えが難しくなっているのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)