節分の日に「豆まき」をしている? 子育て世代の30〜40代で目立つ
「鬼は外・福はうち」の掛け声で行われる節分の豆まき。どれくらいの家庭でされているのだろうか。
2月3日は節分。邪気を払うために豆まきをしたり、玄関にイワシの頭と柊の飾り物をしたりする風習が伝わっている。一年で最も寒い時期を乗り切るために古人が積み重ねてきた習わしかもしれない。
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■「恵方巻」に押されているか
「鬼は外、福はうち」の掛け声とともに、五穀のひとつでもある大豆を投げる豆まき。家庭では、お父さんがお面をつけて鬼役になることことも多い。
近年ではその年の縁起が良い方角を向いて巻き寿司を食べる「恵方巻」が、流通企業などによってゴリ押しされているようにも感じられるが、今も豆まきをしている人はどれくらいいるのだろうか。
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■4割が「している」
Sirabee編集部は、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「節分の豆まき」について調査したところ、「必ずする」と答えた人が19.0%。「たまにする」が21.3%で、およそ4割が豆まきをしていることがわかった。
「ほぼしない」との回答が21.8%で、最も多かった答えは「全くしない」の38.0%だった。
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■子育て世代の30代が最多
節分の豆まきは、子供のいる家庭ではとくに行われるイメージがある。今回の調査結果も世代別に見てみると興味深い傾向が。
豆まきをしている人が最も多かったのは30代で、「必ず+たまに」で44.3%にのぼった。40代がそれに次ぐことから、やはり子育て世代の家庭では豆まきが行われている可能性が高い。
古くからの伝統とはいえ中高年の家庭ではあまり行われていないようで、60代では31.0%にとどまった。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)