変わる日本社会において「男女の友情」は成立する? 女性より男性のほうが警戒心も
以前と比べるとジェンダーギャップも少しずつ縮小しつつあるように見える日本社会。「男女の友情」についてはどのように受け止められているのだろうか。
欧米諸国ほどではないが、かつてよりは徐々にジェンダーギャップも縮小しつつある日本社会。現在放送中のTBSドラマ『不適切にもほどがある』でも、昭和と令和で大きく変わった男女や性のあり方などが描かれている。
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■「男女の友情」はしばしば議論に
最近の教育を受けた若い世代では、抵抗を持たない人も増えているかもしれないが、しばしば議論となってきたのが「男女の友情は成立するのか」という問題。
双方が友情しか覚えていないうちは大丈夫だが、もしどちらかが異性として意識をしてしまうと、お互いに気持ちのバランスが崩れてしまう可能性もゼロではない。
また、本人たちが問題なくても、周囲が心配するケースもあるかもしれない。男女の友情問題について、現代の日本社会はどのように考えているのだろうか。
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■6割が「成立する」
Sirabee編集部が、1月5〜9日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「男女の友情」について調査したところ、「何の問題もなく成立する」と答えた人は9.6%。「成立するが注意は必要」との回答が最も多く、49.5%だった。
全体の6割近くは、基本的に男女の友情は成立すると考えていることがわかる。ただ、「警戒すべき」と考える人も31.8%おり、「絶対に成立しない派」も9.1%存在するようだ。
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■男性のほうが警戒
では、実際に男女の友情について疑問を抱いているのは、男性・女性どちらなのだろうか。今回の調査結果を男女別に見てみると、「絶対成立しない」と考える人は男性のほうが5ポイント以上多く、11.6%。
「警戒すべき」との回答も男性のほうが8ポイント多い。男性は、性的に興奮した状態では豹変するおそれがある、ということを自らの体験からも知っており、リスクについて女性よりも敏感なのかもしれない。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)