タイヤに刻印された“4ケタの番号”、知らずに乗り続けると「危険です」 警視庁が警鐘
車のタイヤ側面に刻印されている“4ケタの数字”の意味と見方について警視庁が紹介。ユーザーの中には「知らなかった」という人も。
25日、警視庁警備部災害対策課が公式X(旧・ツイッター)を更新。自動車のタイヤの製造年月日の確認方法について紹介し、点検の重要性を呼びかけている。
■ホイール近くの部分に注目
同課は「車のタイヤの製造年月日を確認したことはありますか? タイヤを長期間使用し続けることは、タイヤの性能が低下し危険です」と投稿。「メーカーは、製造から10年、使用開始から5年を目安に交換することを推奨しており、製造年月日はタイヤ側面に刻印されています」と画像を紹介した。
タイヤ側面のホイールに近い部分には、さまざまなアルファベットの記号とともに、4ケタの数字が刻印されており、最初の2ケタが週数、後ろの2ケタが西暦の下2ケタを意味する。
画像のタイヤの場合は「4821」で、2021年の48週目を意味しており、2021年11月第5週(11月29日~12月5日)の期間に製造されたものだと分かる。
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■「三角マーク」の意味は
また、タイヤの側面には製造年のほかにも、三角のマークが刻印されている。この三角マークの延長線上をたどると、タイヤの溝の深さ1.6ミリ以上を示すスリップサインがある。
このスリップサインが表面に出ると、タイヤの溝の残りが、使用の限界となる1.6ミリになったことを示している。タイヤの劣化や摩耗は使用頻度や条件によっても変わるため、製造年のみだけでなく、スリップサインも合わせて確認したほうがよいという。
同課では、これらの刻印を「日常点検や購入の際の参考にしてください」と呼びかけている。
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■「知らなかった」の声も
この説明に、ユーザーからは「製造日、知らなかった」「あることすら知らん人もおるやろ」「車に興味ないとあまり知らないかも」といった声が。
また、「保管方法も大事ですね。一番劣化するのは野ざらしで、直射日光を当てることと多湿が劣化の原因」「性能が下がるどころか、ゴムが劣化して裂けたり破裂したりすることもあるから要注意」「タイヤ側面にひび割れが出てきたら即交換が鉄則」「ガソリンスタンドに行ったついでにエアチェックもしましょう」といった呼びかけも集まっている。