『虎に翼』涼子と玉、英語でのやりとり「Best Firend」に代わる“ある単語”が美し過ぎた… 元ネタはあの世界的名作?
朝ドラ『虎に翼』で、玉(羽瀬川なぎ)と涼子(桜井ユキ)の英語でのやり取りに、「美しすぎて最高」との声が。日本語でのやりとりではなかったことの意味についての考察も。
25日放送の伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、玉(羽瀬川なぎ)が、涼子(桜井ユキ)に語りかけた“英語の一文”が、Xで大きな反響を呼んでいる。
■英語で思いを伝え合う
涼子の元を離れるべきではないかと悩みを打ち明けた玉に、寅子(伊藤)は涼子と正面から話し合うことを勧める。
玉が、自分が涼子を縛り付けていたとの思いを打ち明けると、涼子は自身が玉の存在に救われていることや、自分こそが玉の将来を奪ってしまったとの苦悩を明かす。
寅子に「せめて2人が対等であってほしい」と言われた玉は、涼子に英語で「あなたなしの人生は考えられない。親友になってくれませんか?」と問いかける。涼子も「あなたはもう親友ですよ」と応じ、2人は涙ながらに抱擁した。
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■「赤毛のアンを思い浮かべた」
この場面で、玉が涼子に問いかけた英語は、「Could you be my bosom friend?」だった。
この一文について、Xでは「赤毛のアンを思い浮かべた」「bosom friendってあれだ。花子とアンでも言ってたやつ」「アン好きの身としては、グッとくる言葉。心の底から、腹の底から、愛おしい大切なひと」との指摘が。
さらに、「このWordということは『赤毛のアン』なんですよね。きっと二人で読んだことがあるのでしょう」「英語の勉強してた頃、涼子様が玉ちゃんに赤毛のアンの原書貸してくれて一緒に読んだのかな?」と想像する人もみられた。
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■朝ドラ『花子とアン』にも登場
玉の言葉は、ドラマ内の字幕では「親友」となっていた。親友といえば「Best Friend」という表現もあるが、「bosom」には「胸」のほかに「胸中」「愛情」などの意味があり、「bosom friend」は、心の奥底からの深い友情を表すニュアンスが。
カナダの作家モンゴメリの名作『赤毛のアン』で、主人公のアンが、後に生涯の親友となるダイアナと出会った際に呼びかけた言葉として知られ、同作の初邦訳を手がけた村岡花子さんは「腹心の友」と表現。村岡さんをモデルにした朝ドラ『花子とアン』でも、花子(吉高由里子)が、この言葉の訳について「親友…心の友…違うな…」と考えるシーンが描かれていた。
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■「美しすぎて最高」の声
また、2人が日本語ではなく英語でやり取りをしたことに「そうか、英語なら『涼子様』じゃなくて『You』と呼べるからなんだね」「日本語じゃ涼子様も玉ちゃんもかしこまった感じになるから、対等に話せる英語で伝え合う脚本が素晴らしい」「英語には尊敬語や謙譲語がなく(丁寧な表現はある)それこそ対等に話せるからなんだろうな」「日本語だと2人がかわす言葉に、どうしても『上下』感が抜けないものね」と考察する意見も。
「あなたなしではいられない 最愛の友、美しくて熱いシーンだった」「玉ちゃんと涼子さま、英語でのやり取り美しすぎて最高でした」「涼子様から教えていただいた英語がここで、こんなにも美しく結びつくのかぁ」と感動の声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)