スプレー缶の捨て方、「開けると危ないの?」「知らなかった」 ゴミ回収員が警鐘
スプレー缶の正しい捨て方について、ゴミ回収などを行う「トネガワ」こと利根川産業がTikTokで注意喚起。以前は“よく行われていた処理方法”が危険であることを説明している。
廃棄物の収集、処分、リサイクルを手がけるゴミ回収員の「トネガワ」こと利根川産業がTikTokにて、正しいスプレー缶の捨て方について紹介。
以前はよく行われていた処理が、現在では危険とされていることを説明し、注意喚起している。
■スプレー缶は「穴を開けずに」
同アカウントでは、さまざまなゴミや不用品を廃棄する際の分別方法や注意点について解説。夏に大活躍するハンディファンを処分する際の危険性についても紹介していた。
今回は、スプレー缶の処分方法について紹介。「今は穴開けないんだよ」「スプレー缶やカセットボンベは穴を開けずに捨ててください」と呼びかける。
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■事故を受けて変更
捨て方の基本は「中身を使い切る」「穴を開けない」と説明。以前は穴を開けて中身を排出するよう周知されていたが、ガスが引火する事故が相次いだことを受け、穴を開けないことが基本に。
中身を使い切ってから、「スプレー缶と書かれたビニール袋に入れて不燃ごみの日に捨ててください」としている。
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■「ガス抜きキャップ」が採用
スプレー缶の引火事故を受け、環境省が缶に穴を開けないよう周知していることもあり、穴開け不要に変更となった自治体も多い。ただ、現在も穴を開けるよう求めている自治体もあるため、地元自治体の廃棄方法を確認したほうがよさそうだ。
また、現在ではスプレー缶の多くに、穴を開けずに中身を出し切れる「ガス抜きキャップ」が採用されている。ガス抜きの際は事故防止のため、風通しがよく周囲に火気のない屋外で処理することが重要だ。
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■「頑張ってたのに」「知らなかった」驚く声も
この呼びかけに、コメント欄では「穴を開けて捨ててました。穴を開けずに捨てるんですね」「穴を開けないだと!? 頑張ってたのに」「穴開けると危ないの?」「知らなかった」と驚く声が。
また、「俺の地元はまだ穴を開けないと収集も持ち込みもダメなんだよね」「変更の有無を確認したほうがよさそうですね」「穴を開けるにしても開けないにしても『換気のいいところで』使い切るのが大事ですね」といったコメントも寄せられている。