『海ダイ』一島一家の端島で賢将が島八分に… 一平が掛けた「うちのカレー」に“続く言葉”に涙崩壊
『海に眠るダイヤモンド』5話では端島で鉱員による部分ストライキが発生。その影響で鉱員から敵意を向けられた賢将を救った鉄平の父・一平に称賛が…。
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)24日放送回では、端島の青年・賢将(清水尋也)と鉄平(神木隆之介)の父・一平(國村隼)の関係性が描かれ、涙する視聴者が続出している。
■部分ストライキが発生 ※ネタバレあり
5話では、1958年12月の端島で起きた、一平や鉄平の兄・進平(斎藤工)ら鉱員が期末手当の賃上げを求める「(働きながら一部の操業を止める)部分ストライキ」が描かれる。
鉄平が所属する、端島の鉱業を管理する鷹羽鉱業側は鉱員たちの要求を退けたうえで、部分ストを認め鉱員の入山を禁じる「鉱山のロックアウト」を実施したが、ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員は猛反発、鷹羽鉱業と鉱員らが対立する展開となった。
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■鉱員の1人がケガ
鷹羽鉱業側はロックアウトに伴い鉱山の出入り口を有刺鉄線で封鎖したが、鉄平は「鉱員がケガをする」「やりすぎ」だと判断、鷹羽鉱業の幹部職員・炭鉱長の辰雄(沢村一樹)の息子で幼なじみの賢将に忠告する。
賢将はすぐに父・辰雄に「封鎖に塞ぐ鉄線なんですが普通鉄線に変更してもよろしいでしょうか?」「危ないですよ、職員達もケガするかもしれません」と直訴、辰雄の許可を得て有刺鉄線を普通鉄線に変更した。
しかし、変更し忘れた有刺鉄線で鉱員の1人がケガをしてしまう。鉄平が呟いた「普通鉄線に変えたはずだけど…賢将に言って(変えてもらった)」との発言を耳にした鉱員達が「賢将が有刺鉄線をわざと変えなかった」と勘違い。噂が島に広がり、鉱員達が賢将に陰湿な態度を取るようになっていく。
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■村八分状態に
もともと鷹羽鉱業の幹部・炭鉱長の辰雄は「上から目線」だと鉱員から嫌われていたため炭鉱長の息子・賢将もますます島内で孤立、一島一家、「島民全員が家族」のはずの端島で村八分状態に。そのうち、絡んできた鉱員・小鉄(若林時英)と大喧嘩してしまう。
塞ぎ込み、好物のカレーにも手をつけていない息子に「好きなんだろ?」と尋ねた辰雄だが、賢将は「それほどでもないです」と返す。「勘違いだったか」とその場を去ろうとした辰雄に、賢将はこれまで「辰雄の息子」として抱えてきた不満をぶつけながら「俺は、あんたみたいな人間になりたくない」と本音を爆発させた。