巻き込まれたくない! 約5割が、闇バイトが話題になってから「意識していること」

闇バイトの件がメディアなどで話題になっているが、ニュースを見て意識が変わってきた人も…。

2024/12/04 07:00


鍵・鍵穴・玄関

闇バイトを実行役とした強盗被害などが相次いで報道されるなか、これまで以上に防犯意識が高まり、何らかの対策を高じた人も少なくないようだ。



■約半数「闇バイトに気をつけて…」

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女582名を対象に「闇バイト」に関する意識調査を実施したところ、全体で54.0%の人が「闇バイトが話題になり気をつけるようになったことがある」と回答した。

闇バイトが話題になり気をつけるようになったことがあるグラフ

悪質な事件も多く、その危険性を意識し自分の行動を見直すきっかけになったようだ。一方で、まだ防犯意識を持たない層がいることも見逃せない課題といえるだろう。


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■若い男性に多く

性年代別では、20代男性が一番高い割合になっている。

闇バイトが話題になり気をつけるようになったことがある性年代別グラフ

事件の実行役になるのは主に若い男性であるために、同世代として自分も気をつけようとの気持ちが強くなったのかもしれない。

また他の年代では、女性の割合が高くなっている。女性のほうが、警戒心も持つ人が多いのだろうか。さらに自分のことだけでなく、家族が巻き込まれる心配をしている人もいることも考えられる。


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■バイト探しで警戒

アルバイトを探す時の考え方が変わったと話す20代男性は、「もともとバイトを探す時は、条件だけを見て決めていました。『時給が高い』や『短時間で稼げる』といった言葉に惹かれて、求人サイトやSNSでバイトを探していたんです。しかしニュースで闇バイトの話題を知ってからは、考え方が変わりました」と以前の状況を述べた。

運営元を調べるようになったそうで、「最近は求人広告を見ても、まず運営会社を調べるようになりました。会社の所在地や連絡先の記載がなかったり口コミが悪かったりすると、その時点で応募しないようにしています。少し面倒ではありますが、安全を優先するようになったんです」と話した。


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■突然の訪問は無視

Xでも、「闇バイトとは言うけれど、普通の求人に紛れ込んでいるんよな。そこを見抜く目がないと、巻き込まれる」や「闇バイトのやつなんか見たけど、怪しい会社だなって思ったらGoogleマップで調べるのも一つの手だな」と求人を見抜く力が大切だとの意見も多く見られた。

一方で闇バイトでの強盗などの対策として、「闇バイトは、マジで気をつけろ。アポ無しの突然の訪問者は、全員犯罪者だと思え」や「もう突然の訪問に対しては、ドア絶対開けないって心に誓った。闇バイト事件のこともあるのに、かなり不用心なことしたなと反省した」といきなりの訪問は対応しない人もいた。

闇バイトに関する話題をきっかけに、防犯意識を高めている人は多くいる。とくに若い世代では、闇バイトの求人に対して強く警戒するようになっているようだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年11月24日~2024年11月26日 
調査対象:全国10代~60代の男女582名 
社会闇バイト
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