これ、応募したら危なくない? 約5割が「求人情報」で感じた違和感
闇バイトが話題になるなかで、求人情報の見極めは重要になっている。
アルバイト求人情報には、怪しいと感じるものが含まれている場合がある。見分けるのが難しいものもあるので、会社を調べるなどして応募には慎重になったほうがいいだろう。
■約半数「求人情報を見て怪しいと…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女582名を対象に実施した調査では、全体で43.6%が「アルバイトの求人情報を見て怪しいと感じたものがある」と回答した。
求人情報が必ずしも信頼できるものではないという現実を、反映した結果といえるのかもしれない。
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■SNSで怪しい求人
学生時代のバイト探しで怪しい求人があったという20代男性は、「学生の時にアルバイトを探していて、SNSでの求人も見ていたんです。すると『短期間で高収入』などのものが、いくつもありました。僕はその求人に、魅力よりも怪しさを感じたんです。きっとそれらは、闇バイトだったのかもしれませんね」と語る。
仕事内容がよくわからないところも不安になるポイントだったようで、「高収入だけでも怪しいのですが、仕事内容があまりにも曖昧で『誰でも簡単に稼げます』みたいなことが書かれているのも不安に思いました。誰でもできるような仕事に、こんなに高い報酬を払うのはおかしいと思ったんですよね」と続けた。
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■有名なところを狙っていたので
怪しい求人を見たことがない20代女性は、「これまでいくつかのアルバイトやパートの応募をしてきましたが、怪しいと感じたことはほとんどありませんでした。おそらく私は、ある程度有名な飲食店や地元の有名な企業を狙って仕事を探していたからだと思います」と経験を語る。
なんとなくしていたことが対策になっていたようで、「求人サイトも検索した後に流し見をするのですが、知っているところしかじっくりと見なかったので…。当時は『なんとなく安心感がある』との理由で有名なところだけを候補にしていましたが、闇バイトを避ける方法になっていたのかもしれませんね」とも話していた。
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■求人サイト側も見極めを
Xでは、「切羽詰まって判断力なくなってきて、もう微妙に怪しい求人に『えーい応募しちゃえ!』と思って最後に一回だけ調べようと違う角度で検索かけたら、しっかりどっぷりヤバそうなやつだった。よかった応募しなくて…」と怪しい求人をギリギリで回避した人もいた。
さらには求人サイトに、「求人も応募する側でも怪しいか怪しくないか見極めが必要だけど、掲載するサイト自体も掲載する求人をしっかり見極めて欲しいな」と対策を求める意見もあった。
数ある求人から信頼できる求人情報を見分けるためには、会社名の検索や口コミの確認、文言への注意などが重要になるだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女582名