約4割「闇バイト」は自分に関係ない？ 連日の報道で、考えが変わる人も…
闇バイトに対しての考えが、ニュースで頻繁に報道されることにより変わった人もいるようだ。
闇バイトという言葉が広く知られるようになり、ニュースやメディアでその危険性が頻繁に取り上げられるようになった。しかし中には、まだ「自分には関係ない」との認識でいる人もいるようだ。
■約4割「闇バイトは関係ない」
Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女582名を対象に「闇バイト」に関する意識調査を実施したところ、全体で39.7%の人が「闇バイトは自分にとって関係のない世界の話だと思う」と回答した。
約4割の人は、自分が闇バイトに巻き込まれる心配がないと考えているようだ。しかし一方で、残りの6割近くは、闇バイトを無視できない問題として感じているのかもしれない。
また急増する闇バイトのニュースを見て、考えが変わった人もいるだろう。
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■若い世代に少ない理由
性年代別で見ると、年代が低くなるほどに割合が増えているのが特徴だといえる。
とくに闇バイトで逮捕されているのは若い男性に多く、他人事とは思えないのかもしれない。また闇バイトは、スマホのサービスを利用するパターンも多い。スマホのヘビーユーザーが多い若い層は、「自分も気をつけよう」と考えるきっかけになったのもあるだろう。
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■闇バイトのニュースを見て
最近のニュースで闇バイトへの考えが変わった20代男性は、「闇バイトが話題になるまでは、自分には全く関係ないと思っていました。たまにニュースになることはありましたが、悪い仲間から誘われるイメージしかなかったんですよね。しかし巧みな求人で騙すことを知って、自分も引っかかる可能性があるのではと思ってきて…」と不安を口にした。
注意するきっかけにもなったようで、「自分自身はこれまでも、あまりSNSで知らない人と絡むことはありませんでした。それでも、されに警戒しようとの気持ちになりました。また求人を見るときにも、しっかりと精査した上で応募するべきだとも思ったんです」と続けた。
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■今バイトを探している人は全員…
Xでも、「これだけ騒がれても、なんちゃら詐欺や闇バイトやらに巻き込まれるのはそういうことよな。年寄りも若者も関係なく、自分は大丈夫、関係ない、あんなものにはひっかからないよって思ってどこか他人事なんだよな」と関係ないと考える人に警鐘を鳴らす人も。
同じように、「今バイトを探している人は、全員闇バイトに加担する可能性ある。全然、他人事じゃない。明日は我が身」との声もあった。
若い世代は、闇バイトのリスクを現実的な問題として考えている人が多いようだ。一方で高齢世代では、あまり自分に関係することとして捉える人が少なくなっている。世代を超えて、周囲の人たちと闇バイトの危険性について話すことが必要なのかもしれない。
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（取材・文／Sirabee 編集部・ニャック）
調査対象：全国10代～60代の男女582名
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