「最近離婚したんですよ」人気作家がサラッと告白 『あさイチ』で語った“前向きな言葉”に反響

『蛇にピアス』などで知られる芥川賞作家の金原ひとみ氏が9日放送の『あさイチ』に出演し、最近離婚したことを告白。ポジティブな“変化”に感銘を受ける人も。

2024/12/09 13:00


NHK

芥川賞作家の金原ひとみ氏が9日放送の『あさイチ』(NHK)に出演。離婚したことで起こった「変化」について語った。



■20歳で芥川賞を受賞

この日の番組は「老いの始まり」がテーマで、金原氏がVTR出演して自身の変化について語った。

2004年、20歳の若さで『蛇にピアス』(集英社)で芥川賞を受賞した金原氏。41歳になった現在、“老い”について「お酒が抜けにくくなったっていうのが顕著に表れている実感。夜眠くなるし、とにかく体力が全体的に落ちている」と笑う。

受賞当時の20代の頃について「何にでもかみつく人だった。『私はこういう人と仲良くなれない』とか、かたくなに心を閉ざして、『みんなを寄せ付けたくない』みたいな気持ちが強かった」と振り返る。

しかし、「30歳くらいから少しずつ他者を頼ったりとか、受け入れたりすることができるようになってきて、この10年でまたさらに『誰でもいいよ、仲良くできる』みたいな気持ちになってきた」と変化が。


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■「最近離婚したんですよ」

そんな金原氏の最新作『ナチュラルボーンチキン』(河出書房新社)は、「45歳にして何もない」女性が、ある出会いをきっかけに単調な生活を破り、再スタートを切るというストーリー。

40代になって「先細る」気持ちがあったという自身の思いも込めたそうで、「少しずつどうしても生活が定まってしまう。どんどん刺激がなくなるし、出会いもなくなる。自分で自分の可能性を見限っているところがあって。ただ人生の転換期でもあるなと…」という金原氏。

続けて「私、最近離婚したんですよ。そしたらすごい目の前がパーッと開けたみたいな。視界がすごいクリア! みたいな…。“4Kの世界”に来たような。『やるんだったら今しかない』っていう時期でもあるのかな、40代、50代って」とサラリと明かした。

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■「死ぬ以外のことはすべて成長」
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