料理レシピに「適量」が出てくる理由　リュウジ氏の言葉に共感と称賛の声

「バズレシピ」で知られる料理研究家・リュウジ氏が、9日に自身のYouTubeチャンネルを更新。とんこつラーメン「一蘭」を再現したレシピの解説中、料理でたびたび目にする調味料の「適量」問題について持論を語った。

【動画】「適量」はメッセージ？

■「適量」とは？

調理中の質問コーナーで、動画スタッフが「リュウジさんがよく言う『思っている3倍』が何グラムなのか知りたい」という視聴者の質問を読み上げると、リュウジ氏は「それはね、心と相談してほしい」とコメント。

「思っている3倍」はあくまでも方便であって「適量」と同じように捉えてほしいとし、「最後の味付けは自分で決めてくださいねっていう料理家からのメッセージなんです」と述べ、辛さや香りや味の濃さなど「自分がどういったものが食べたいのかっていうのを自分で見つけていくのが非常に大事だと思っています」とした。

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■「味が濃い」の声があがる理由は…

塩や醤油を「適量」と表記するレシピがあるが、リュウジ氏は塩や醤油など味に影響するものは、「小さじ何杯」「何つまみ」と具体的に指定するようにしているといい、「僕が異端なんです」と説明。

「味が濃い」と言われることもあるが、これはリュウジ氏自身が酒を飲むための味付けの好みによるものであり、最近では各自で調整するよう呼びかけている。「料理の上達するコツはレシピ通りに作る。これはもちろんです。だけれども、自分の味や好みの味に調整する、これが一番大事なんです」と伝えた。

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■「自分の舌と頭」と相談が大切

リュウジ氏によれば、自身のレシピの味付けについて「味のトーンは全部わざと一定にしている」とのこと。「調味料をこれくらい減らせばいいんだって皆さんの指数にはなっていると思うので、自分の舌と相談しながら頭を使って調味料の量を増減させてください」と呼びかけた。

リュウジ氏の思いを受け、動画コメント欄には「ものすごく納得できました！」「すごい勉強になりました！」「当たり前の事ながらあらためて納得です」「リュウジさんの回答、素敵でした」と称賛する声が寄せられている。