新井貴浩監督に要因? カープ打撃コーチが留任した理由を高木豊氏が解説「あれは余計な…」
今季、打撃低調ながらコーチ陣の入れ替えがなかった広島東洋カープ。高木豊氏が新井貴浩監督の発言に苦言を呈した。
元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が、元広島東洋カープ・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』に出演。新井貴浩監督率いるカープが「来季のコーチ陣を入れ替えなかった理由」を語った。
■高橋氏と高木氏がトーク
高橋氏と高木氏が今シーズンのカープについてトークをした今回の動画。
そのなかで視聴者から「今シーズン、広島は打率が低かったのに、なぜカープのコーチ陣は責任を取らないのでしょうか。そこが1番の問題ではというコメントがかなり多く寄せられている」と紹介される。
カープOBの高橋氏は「変わってるやん。配置転換になっているよね。それは責任を取ったとは言わないけどさ」と語った。
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■コーチ陣の入れ替えがなかった理由は?
高木氏はコーチの責任論に「新井監督が『ファミリー』と言っている。ファミリーではクビは切れないですよね。あれは余計な言葉だったと思う」と新井監督に苦言を呈す。
続けて「勝負事って厳しくないと勝てないですよ。ファンの方が言っているように、責任の問題ですから」と独自見解。
一方で「今は教えていいのか。聞いてくるまで待ってるのかというのもあるんですよね。今は風潮的に『教えちゃいけない』というのがあるので、責任の取りようがない」とも指摘していた。
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■チーム打率と本塁打がリーグ最下位
広島は今季8月終了時点で首位に立ち、優勝に1番近い位置につけていたものの、9月に20敗を喫し、Aクラスにすら入ることができなかった。
その要因の1つが、得点力不足だ。チーム打率、ホームランがリーグワースト、得点力も中日ドラゴンズに次ぐ5位という結果だった。
チーム打率がリーグ3位の2.62だっただけに、打てれば優勝できた可能性が高い。
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■「責任を取るべき」との声も
歴史的大失速となったシーズン終了後、新井監督の続投が決定。その後発表された首脳陣も、朝山東洋、小窪哲也両打撃コーチが留任となり、一部カープファンから「責任を取るべきだ」という声が上がった。
新井監督が人事権を持っているのかなど、詳しいことは不明。「怒らない指導」をつらぬく同監督の姿勢を評価する声もあるが、高木氏は「強くなるためには厳しさも必要」と感じているようだ。