イチロー氏、孤独な“おじさん化”について危惧 「そうなっていくと危険」
ベテランになるにつれて避けては通れないあの問題。イチロー氏が「レジェンド」であり続ける秘訣がココに…?
シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が22日放送の「情熱大陸」(MBS/TBS系)に出演。
51歳の誕生日を迎え、日々「おじさん化」するにあたり、日ごろから気を付けている心構えについて語った。
■イチロー氏の日常生活に密着
番組史上初となる2夜連続放送の前半となる今放送は、今年10月に51歳を迎えたイチロー氏の米シアトルでの生活に密着。
マリナーズのホーム球場「T-モバイル・パーク」で汗を流す様子や、二匹の愛犬と過ごす日常など貴重なシーンが多数公開された。
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■早朝からマシントレーニング
現役時代から野球に対するストイックな姿勢で知られ、51歳になっても、毎朝「顔を洗って歯を磨いてユンケル飲んでマシン」という生活を続けているというイチロー氏。
シアトルの自宅リビングには大型のトレーニングマシンがズラリと並んでおり、その中には一般的なジムなどではあまり見かけない、関節に負荷をかけて身体の柔軟性を保つ特殊なマシンも置かれていた。
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■おじさんの宿命?
番組ではイチロー氏が率いる草野球チームが、日本の高校野球女子選抜と対戦する試合にクローズアップ。
練習に励んでいたイチロー氏は、ランニングを終えた後「走る姿とかどう、大丈夫?」「何か気づいたら言ってください」と、フォームの乱れが無いか番組スタッフに入念に尋ねた。
自身がベテランになるにつれて「マジで言ってくれる人がいなくなってきてるから」とも明かし、「おじさんになるとそうなっていく。危険だよね」と、周りが意見を出しにくくなることへの危惧を語った。
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■レジェンドになっても驕らず…
実際問題、自分より年上で、雲の上のような相手に堂々と意見するのは難しくもあるのだろう。しかしイチロー氏は、自分が「口出しできない存在」になることの危険性を肌身で理解しているように思えた。
野球界のレジェンドと呼ばれるようになっても、以前から他者、しかも年下からの意見にもしっかり耳を傾け、驕らないことが重要と語ってきたイチロー氏。この変わらない姿勢こそが、彼がレジェンドたる所以なのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)