国土交通省、書類に深刻な下ネタ「野獣先輩」見つかり波紋 事務所は「不適切な表現」認める
国土交通省の管轄事務所で「淫夢営業」が行われている疑惑が浮上。当該事務所は「不適切な表現である」と認め、問題の資料を回収した。
いわゆる「ネットのノリ」を現実世界に持ち出すことに、抵抗を感じる人は少なくない。
現在X上では、国土交通省の管轄する事務所内で目撃された「淫夢営業」なるネットミームに対し、驚きの声が相次いでいるのをご存知だろうか。
■一見普通の「記入例」だが…
ことの発端は、Xユーザー・ゆとりちゃんが投稿した一連のポスト。
「管轄の陸運局が淫夢営業しててガチ鬱」という意味深な1文の綴られた投稿には、「次の自動車を譲渡したことを証明する」と印字された「譲渡証明書」の写真が添えられている。
こちらは施設側にて用意された「記入例」の見本の模様。記入欄には黄色いラベルが貼られ、その上に「車名 トヨタ」といった具合に、登録する自動車の情報が記入されていた。
一見すると何ら変哲のない用紙なのだが…なぜかこちらのポスト、投稿からわずか数日で1万件以上ものリポストを叩き出しているのだ。
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■「たまげたなあ」と驚きの声続出
Xユーザーに衝撃を与えているのは、用紙にある「型式」「車台番号」「原動機の型式」の3項目。順番に「YJ-SNPI」「TDN-114514」「DB」と、アルファベットと数字の組み合わせが記入されていた。
これの何が珍しいのか…? と首を傾げた読者も多いかと思うが、これらの文字列はいずれも、成人向け映像作品を元ネタとするネットミーム「淫夢語録」を連想させる。
同ミームには多数の人物名、台詞が存在し、中でも「野獣先輩」は同語録を代表する存在であり、意味が分からずとも目にした経験があるネットユーザーも多いだろう。他にも「多田野」「114514」(良いよ! 来いよ!)「大坊」(だいぼう)といった単語が存在する。
そう…前出の記入例はいずれも、これらワードの略称を想起させる内容となっていたのだ。ひとつくらいならば偶然もあり得るが、流石に4つの単語を連想させるとなると、意図的な表記だろう。
そのため、Xユーザーからは「たまげたなあ」「やりますねぇ!」「あのさぁ…」「まずいですよ!」といった驚きの声が続出する事態に。
このように「淫夢語録」は一部ネット界隈で異様な人気を博しており、同ミームを用いてネット民にアピールする行為は「淫夢営業」と呼ばれる。昨年9月には神奈川県警が、Xより淫夢営業と思われるポストを投稿し、人々に多大なる衝撃を与えたのは記憶に新しい。
そのため、今回も「職員に野獣が紛れ込んでる説出てきたな」「流石にコラだと思ったけど、マジの営業かもしれない」など、戸惑いの声が上がっていたのだ。
そこで今回は、話題の記入例の真相について、国土交通省北陸信越運輸局 長野運輸支局「松本自動車検査登録事務所」に取材を敢行することに。その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ。