【24才営業職女性のLINEから見る「ビジネス恋愛」とは】恋に納期を設定するって?
1986年に施行された男女雇用機会均等法以来、我が国における女性の社会進出は大きく進みました。女性の高学歴化や労働人口の減少により、企業のなかには男性以上に女性を必要な人材と捉えているケースも少なくありません。
一方、それゆえに生じた社会の変化もあります。日本の少子高齢化は、いまだに我が国で働く女性が子育てしにくい環境下に置かれていることの証左と言えるでしょう。
また、価値観の多様化もこれに影響を与えているようです。仕事が第一優先になっている女性のなかには、結婚を申し込まれても仕事を優先したり、そもそも恋人をつくらない人も珍しくないそうです。
■ある営業職女性のLINEから見るビジネス恋愛とは?
そんな中、恋愛にもビジネスライクな行動を導入する女性が見られるようです。人材派遣関連会社の営業職として活躍するOさん(女性24才)は、約半年に渡って取引先のNさん(男性30才)に片想い中でした。
3月半ばのある日、Oさんは急に「告白しよう」と決意しました。告白の決意字自体は珍しいものではありませんが、興味深いのは、彼女が告白するその理由でした。以下は実際に彼女がNさんに送ったLINEです。
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■恋愛もクロージングしたい衝動!?
相手が取引先の男性ということもあり、Oさんはいろいろな意味で「恋愛」と「仕事」を完全に切り離すことができなかったのかもしれません。営業職に就いている彼女は「好き」という気持ちをどうしても2014年度中に何かしらのかたちで「クロージング」しておきたい、つまり一連の取引を完了させておきたいという衝動にかられたそうです。
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■恋愛も設計主義思想に基づくのか
むろん、これは仕事をバリバリこなす一人の女性の一事例にすぎません。とは言え、納期やスケジュールに追われる「仕事」に対し、情動的で非合理的な振る舞いが出てしまいがちと言われる「恋愛」においても仕事的振る舞いをしてしまう彼女の姿は、ある種の合理主義がキャリアウーマンの恋愛においても浸透しているケースと指摘できるかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・みんと)