元じゃらんnet編集部員(おれ)が激白!旅先でお土産を10倍楽しく買う店・方法
絶大なる経済力で、美人な妻と一緒に3泊4日の沖縄旅行に行ってきた。世間では「リア充」なる言葉がある。数年以内に、百科事典のこの言葉のページには私の写真が出るだろう。それは冗談だとしても、実に充実した旅行だった。
旅行と言えば、お土産だ。このお土産を10倍楽しく、お得に買う方法を教えよう。「常見陽平=就活、キャリア、サラリーマン論の人」と思われているわけだが、実は私、旅行とグルメの人でもあるのだ。元じゃらんnet編集部なのだ。1ヶ月に数回は出張があるし、それに合わせて国内旅行をすることも多い。そんな私が、超絶お土産術の極意を伝授する。
目からウロコのそのテクニックとは? ずばり、「イオンに行け!」ということである。北方謙三先生は昔、『ホットドッグ・プレス』の人生相談コーナー「試みの地平線」で、「彼女にふられた」などと人生相談してくる若者に対して「ソープへ行け!」と言った。伝説の名セリフなので知っている人もいることだろう。
いや、先生からのアドバイスを真に受けた奴が、「本当にソープに行ってHIV感染した、どうしてくれるんだ」と投書をしてきたこともあったがな。それ以降、北方謙三先生は「ソープへ行け! ただし、コンドームを持っていけよ!」と言うようになった。コンドームって置いてありそうだけどなとか、突っ込みたくなる。
話が横道にそれたが、「イオンへ行け」。そう、私は何度でも、何度でも立ち上がり叫びたい。いかにもお客様向けの、立派な包装のお土産を買いたいなら、空港や駅が便利だ。しかし、決して安くはない。また、いかにも観光客向けのものだらけだ。家族や親しい友人向けの包装などにこだわらないものなら、スーパーで買った方がいいのだ。
個人的には、北海道と沖縄で自分用、あるいは親しい人用に食品のお土産を買うなら、イオンを圧倒的にオススメする。なんせ、品揃えがいい感じ。少し大きめの店なら、お土産コーナー、地場のものコーナーが用意されていたりもする。地元の人が本当に食べている食材を楽しむことができるのだ。
先日、札幌に帰省した際もお土産をイオンで買ったのだが、ラーメン、スープカレーなど、定番の食材の品揃えは圧巻だった。なんせ珍しい品だらけなので、紙袋などさえ工夫すれば、そのままお土産にしても大丈夫な感じだ。
沖縄のイオンには、しっかりお土産コーナーがあった。定番の紅いもタルトなどは空港などと値段が揃えてあったが、インスタントの沖縄そばなどは安い。普通の沖縄そばコーナーも圧巻。宮古そば、八重山そばなど、様々な種類が揃っている上に、ダシまで売っていた。悶絶したのは、泡盛・焼酎コーナーである。日常的に飲める安いものから、プレミアムものまで充実。1区画全部が泡盛・焼酎だった。見ているだけで楽しい。
イオンに行けば、地元民の普通の暮らしを垣間見ることもできる。いかにも札幌ラーメン、沖縄そばなど、すぐに想起するもの以外でも、魚の品揃えなどに特徴があり、見ていて楽しい。
というわけで、旅行名人を目指すなら、イオンに行け! 面白いお土産をゲットして人気者を目指すのだ!
(文/常見陽平)