思わぬ副作用もある「暗闇ごはん」 【あやしい取材に逝ってきました】
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■「感覚」ってあやしい
食べるって行為は能動的じゃなかったのか。そう疑うくらい、何を食べているのかわからなかった、暗闇ごはん。毎日、好きなメニューを選んで、おいしく食事していると思っていたのに。味覚がこんなにあやふやなら、ほかの感覚だってあやしいもんだ。
視覚、聴覚、触覚。嗅覚にいたっては、全然きいちゃいないんじゃないか。と、マジメな感想はここまでで、この日驚いた話を、もうひとつしたい。
前月に、やはり取材で「マッチョバスツアー」なるものに参加した。ボディービルダーにお姫さま抱っこしてもらったり、一緒にカレーを作ったりという、乙女の夢だか悪夢だかわからないイベントだ。そこで一緒だった参加者が2人、偶然、この暗闇ごはんにも来ていたのである。
精進料理とマッチョという振れ幅…。彼女たちの五感はわからぬが、おもしろいことを感知する第六感は、めちゃくちゃ発達していているんだろうな。