「この親にして…」とは言われたくない!強い信念で厳しく子育てする若いママたち

2015/04/14 06:00


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なにか事件や問題が発生するたび、「これだから若いママは…」という一括りにした批判が噴出することの少なくない昨今。実際のところ、リアルな子育て事情はどうなっているのでしょうか? 今回は、若くして出産したママさんたちに、話を聞いてみました。

座談会に参加したのは、いわゆる「ギャルママ」を想定購読者層としている雑誌にもモデルとして参加したことのあるカナさん(29歳/6歳女児・5歳男児・0歳女児)

そして、「かわいいものを愛するママ」向け雑誌編集部が開催する座談会にも参加し、地域のママサークル代表として精力的に活動しているサヤカさん(30歳/7歳男児・2歳男児)のおふたりです。

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■若いママは孤立しがち…

「私が最初の子を産んだ時は、些細なことを気軽に相談できるような同世代のママと交流できる横の繋がりが全然なく、家にひたすらこもって子育てと向き合う日々が続き、ときどき辛く感じることもありました」(サヤカさん)


「分かる分かる。おしゃべりできるのが自分の子だけの1日が続くと、息が詰まります…」(カナさん)


「しかも、働くママだと“母親教室”にもなかなか顔を出せなかったりするんです。仕事が一段落して、『さあ行くぞ!』と勇んで行っても、出産してすぐに母親教室に通っていたママたちのグループが出来上がっているから、孤立してしまいがちなんです」(サヤカさん)

カナさんはさらに、「周囲のママにいちばん相談したいのは乳児期のとき。うんちの色ひとつ取ってもすぐに不安になる」と語り、サヤカさんは「気を遣わずに気軽に相談したいと思えるのは同世代のママなのに、なかなか知り合えない」とこぼします。

ベテランママばかりを前にすると、「若いから馴染めないかも」と気負いし、気軽に話しかけられない、交流に参加できない現状があるようです。


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■若いママこそ礼儀やマナーには敏感!

カナさんは、公共交通機関などで心ない言葉を言われた経験も明かします。

「『若いのに大変ね』って皮肉めいて言われたことがありましたね。ご年配の方が心配そうに声をかけてくれるトーンとは全然違うんです」

公共交通機関での過ごし方は、本当に大変な様子。ママ1年生だった頃の2人は、公共交通機関は本当に必要な時以外はなるべく乗らないようにしていたそうです

「出産して間もない頃、電車に乗った時にグズると『今のタイミングで泣かないで!』って気が狂いそうになります(笑)」(サヤカさん)

そうしてサヤカさんは、公共交通機関での振る舞いについてかなり気を遣い、“特訓”したそう。「いまやうちの子は、電車やバスに乗らせたらピカイチなんですよ」と笑顔で話してくれます。

「上の子と下の子2人とも、長時間電車に乗っていても絶対じっとしてますね。『ママ見て。静かでしょ? 周りの人も静かにしてるよね? だから2人とも静かにしてようね』って話して、キチンとできたらたくさん褒めてあげています。若いママこそ礼儀やマナー、モラルには敏感かもしれませんね」(サヤカさん)


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■若いママだからって、“この親あればこの子あり”だなんて言われたくない!

カナさんも、次のように話します。

「うちの子も、行儀に関してはかなり厳しくしています。私自身の見た目で判断されて『あの親にしてこの子か』だなんて絶対に思われたくない。自分の子に将来恥ずかしい思いは絶対させたくないんです。


特に、『人にされて嫌なことはしない』『人にされて嬉しいことは進んでする』『譲りあう心を持つ』ことは繰り返し厳しく教えました。そしてちゃんとできたら褒める。厳しさも大切ですが、優しさも大切ですね」

若いママだからこそ抱える不安や悩み、葛藤も聞かれましたが、「子育てにおいてママの年齢の差は絶対ない。だからこそ、しっかりと自分の子には躾をしている」と2人は語ります。ブレずに自らの子育て道を突き進む、力強い母親像をそこに見ることができました。

しっかりとメイクを施してオシャレにも気を遣う彼女たち。ただし、その内面は、厳しく躾をしながら周囲にも気を遣う、古き良き母親のようです。

(文/しらべぇ編集部・矢野恵美

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