「録音した自分の声」が嫌いな人は圧倒的な割合!自分の声を好きになる方法とは?
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学生時代の劇や歌、人生の節目の結婚式、大事な発表の予行演習。たとえ芸能人ではなくとも、人生に一度は誰しも自分が撮影された映像を見る機会があるのではないでしょうか。
しかしそんな撮影されたビデオを見た時、自分の声に「ゾクッ…」と違和感を覚えた経験、ありませんか?
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■自分の声が嫌いな人は7割以上!
しらべぇ編集部がアンケートサイト「マインドソナー」を使って調査したところ、「録音した自分の声が嫌い」と答えた方は71.7%に上りました。
さらに、男女別のデータを見てみると、女性は男性より10%高く、約8割が嫌いという結果に。女性の方が、声に対するこだわりが強いのかもしれません。
「嫌い」と答えた人に、「自分の声を初めて聴いたときの感想」を聞いてみると…
「演劇をやっていたとき、かなり凛々しいイケメンボイスのつもりで演じていたが、録音して聞いてみたら声の高さも滑舌や抑揚も想像以上に悪く、ショックだった」(20代・女性)
「インタビューをした相手との会話を録音したら、思ったより自分の声が高く、『なよっ』としていて絶望した」(20代・男性)
では、なぜこんなにも多くの人が、録音した自分の声に嫌悪感を覚えるのでしょうか。
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■違和感の理由は「骨」にあり?
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声には、骨などを伝わる「骨導音」と、空気を伝わる「気導音」の2種類があります。そのうち、自分が普段聞いている声は「骨導音」。そのため、録音された「気導音」を聞くと普段の「骨導音」とは異なって、違和感を覚えるのです。
また、「少し声を鼻にかけたな」など、声から自分の隠れた意図があけすけにわかってしまい、それに恥ずかしさを覚えるのも理由とか。
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■自分の声を好きになるには?
ミュージック・ソムリエ協会で講師を勤める山崎広子氏は、著書『8割の人は自分の声が嫌い』の中で、こんな方法を紹介しています。
①録音した自分の声を聴いてみる
:ここで多くの人が嫌悪を感じますが、我慢して聴き続けてみましょう。②「いいな」と思える声を探す
:すると、ときおり「いいな」と思える声があるはず。「いいな」と思える声は、自分が嫌悪を感じる声より、少し低い声であることが多いとか。③その声を発したシチュエーションを思い出し、何度も聴く
:その声を記憶するまで繰り返し聴きます。④その声をもう一度再現してみて、録音して確認する
こ:れを繰り返すことで、自分の声が好きになれるとのこと。
自分の声に苦手意識を持つ方は、一度チャレンジしてみては?
(文/しらべぇ編集部・阮)