【B級グルメ】こんなのアリ!?包まない餃子「高槻うどんギョーザ」が想定外に美味い!
餃子といえば、肉や野菜を薄い皮で包むもの。皮があっての餃子ですよね。
でも、「皮で包まない餃子」ってあると思いますか? 実は、大阪府北部の街、高槻市にはあるのです。一体どのようなものなのでしょう。「高槻うどんギョーザの会」の屋台にお邪魔してきました。
※マスコットの名前は、ニラぴょん。
まず、疑問に思うのは、どうやって、この不思議な料理、うどんギョーザが誕生したのか。その疑問に、高槻うどんギョーザの会の会長、栫(かこい)廣子さんが答えてくださいました。美人ママさんです。
「35~6年前でしょうか。子育てを通じて、お母さんの親睦会を開いたんです。
料理を、一人一品ずつ、持ち寄って。その中に、うどんギョーザがあったんです。これが、うどんギョーザとの最初の出会いです。
初めから『うどんギョーザ』と名前が付いていました。その頃ぐらいからでしょうか、高槻市北部を中心に、徐々に家庭料理として広まっていきました」
意外と長い歴史があるようです。そこで、高槻うどんギョーザの会の設立経緯を聞いてみると…
「私がおばんざいの店を開いた時、うどんギョーザをメニューに取り入れたんです。
すると、大人気に。お店を閉めた際も、うどんギョーザは残して欲しいという声から、知り合いの店2店で出してもらうようになりました。
これが、高槻市ブランド推進委員会の目に留まって、うどんギョーザを高槻名物にしようと、普及活動が始まりました。平成20年の話です。」
民間と行政のタッグがあってこそ、家庭料理だったうどんギョーザが名物になったのですね。
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■作り方は簡単! 皮のかわりが「うどん」に
うどんギョーザの作り方は、とてもシンプル。餃子の餡にうどんを混ぜて、鉄板で焼くだけ。
丸く鉄板に乗せて、上からヘラで平らにします。出来上がりは、野菜たっぷりハンバーグのようにも見えますが…
断面を見ると、餡の中にうどんが入っているのが、よくわかります。
さて、お味のほうは、見た目は肉団子風なのに、うどんが餃子の皮代わりになって、口の中で餃子に変身。外はサクサク、中はジューシー。食感も良く、ビールにもご飯にも合いそう!
普段、高槻うどんギョーザの会の屋台はありませんが、高槻うどんギョーザの会加盟店は、約20店舗。
高槻うどんギョーザの会のHPに掲載されていますので、高槻にお越しの際は、うどんギョーザの食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか。どこのお店も工夫を凝らされているようですよ。
【高槻うどんギョーザの会事務局】
大阪府高槻市高槻町17番4号豊郡ビル3階(社)高槻市観光協会内
※事務局内で飲食の提供はしておりません。
(文/しらべぇ編集部・旭堂花鱗)