「何か違う…」1月始まりの手帳を4月で買い換えた経験のある人は〇%

2015/05/12 11:00


Businessman takes notes in notebook - closeup

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年末・年度末になると、圧倒的なボリュームで文具コーナーを支配する「手帳」「スケジュール帳」の数々。スケジュール管理のデジタル化が進む近年でも、手放せない人が多いということだろう。

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■150年前、日本で初めて手帳を使ったのはあの人

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日本で初めて手帳を使ったとされる人物は、慶應義塾大学の創設者・福沢諭吉。洋行先のパリで入手した手帳を江戸末期の1862(文久2)年に持ち帰ったのが始まりという。

諭吉が国内へ持ち込んだ手帳は、以来150年をかけて広く社会に浸透。万人必携のツールとして不動の地位を得た。


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■以来150年、手帳選びは「風物詩」に

現在の手帳でメインのページは、スケジュールやタスクの管理に使う「カレンダー型メモ」。ユーザーの求めに応えようと、多種多様なカスタマイズを各メーカーが競っているのはご承知の通り。機能はもちろんデザインも、好みで選び放題といってよい。

だからこそ、自分にぴったりな「この1冊」の存在を確信。年末や年度末の買い換え時期には、自分好みの手帳を求める人でごった返す売り場の様子が風物詩として紹介されることもある。


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■「こんなはずでは…」3カ月で9%が買い換えていた

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「熟慮の末」に選んだ1冊も、使ってみると「こんなはずでは…」と幻滅してショボーン。早々に別れを告げて、新たな手帳に乗り換えたくなる人もありそうだ。

しらべぇ編集部の調査によると、1月に購入したばかりの手帳が気に入らず、4月で買い換えた経験があるという人の割合は9.4%。性別では、男性が11.5%と女性に比べて高めの数値になっている。


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■買い換えの中心は20代男女

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注目は、20代男性の調査結果。25.5%と、実に4人に1人が4月で手帳を買い換えた経験がある。20代女性も14.1%と高め。

これは、4月の社会人デビュー・すなわち「人生の転機」を迎えた20代前半の男女が、社会人にふさわしい手帳を求めて動いたことが大きいといえそう。社会人経験が浅い20代後半にしても、自分に合った手帳がなかなか見つからないということがあるだろう。

一方で、働き盛り40代になると、手帳の好みも明確に。買い換えた人の割合が男女とも9%台前半にとどまることからも、納得の調査結果といえそうだ。

最近ではスマートフォンのアプリでスケジュールを管理する人も増えているが、アナログにしろデジタルにしろ、「この1冊」との出会いは、社会人にとって永遠の課題なのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・前田昌宏

qzoo【調査概要】
 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
対象:全国20代~60代の「1月始まりの手帳を買ったことがある」と回答した男女678人

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