【現地レポ】フランス・パリは既に出汁まみれ!美食の街の「日本食」事情
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こんにちは。かつお節生産量日本一の鹿児島県枕崎市でかつお節屋を営んでおります「出汁男」こと中原晋司です。
最近は、和食が世界各地で注目されており、その結果、かつお節の世界進出も盛んになってきております。フランスでは現在、枕崎の複数のかつお節屋が共同出資して、かつお節工場を現地に建設する動きも進行中!
ヨーロッパの中でも、美食の街と言われるフランス・パリ。日本食を扱う料理店や小売店の多いエリア「オペラ地区」では、寿司・弁当・たこ焼き・うどん・そば・ラーメンなど、ありとあらゆる日本の料理を食べることができるのです。
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■たこ焼き屋は行列ができるほど人気!
まずご紹介するのは、「たこ焼き屋」。「葉っぱ亭」という日本では聞いたことがない名前ですが、日本人が経営する店で、「たこ焼き器」で本格的に焼いています。
一番人気は、たこ焼きソース味6個入り(8ユーロ/日本円で約1040円)とのこと。
本場・大阪で食べるときのような、外はカリカリ、中はどろっとした感触で、かつお節も上にしっかり載っています。
海外の日本食にありがちな「高かろう不味かろう」なんて、とんでもない! ランチタイムは、ほぼ現地の人と思われるお客さんで一杯で、店の外まで行列が。
金髪のお姉さんが、1人で爪楊枝を持って黙々とたこ焼きを食べている姿はとても新鮮です。
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■パリはラーメン屋のレベルも高い
次に訪れたのがラーメン屋。「ラーメンひぐま」という、パリに多店舗チェーンを構えている人気店。王道コンボメニューは、「塩ラーメン・チャーハン・餃子」(15ユーロ。日本円で約1950円)。
店はまるで人気店「餃子の王将」のようなオープンキッチンで、注文を受けてから目の前で豪快に調理する形式。
塩ラーメンは麺がやや固めでちょっと違和感がありましたが、スープは日本でいう、タンメンのスープのような塩味。
チャーハンは外がパリパリ、中はしっとりというベストな仕上がりで、皮がプリプリの餃子もレベルが高いです。こちらのお店も常に現地の人の行列が絶えません。
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■蕎麦も本格的! 日本で食べても美味しいレベル
お好み焼きと蕎麦屋が合体したような店「aki」。蕎麦といえば、やはり出汁が命。
寿司やてんぷらならともかく、そば屋に来るのは日本人だけでは…と思いきや日本人はほとんどおらず、平日の昼間でも現地人で満席。
たぬきそば(8ユーロ。日本円で約1040円)は、大きな釜でそばを茹で上げ、しっかりと出汁の利いたつゆに絡まって、日本で食べても美味しいと思うレベル。美食の街パリはやっぱりレベルが高い!!
ここのエリアに来るパリっ子も、相当舌が肥えていて、現地の方に支持される店だけが残される厳しい競争があるようです。
値段は決して安くないですが、それだけの価値を出す「パリで頑張る日本食のプライド」を感じました。
(写真・文/しらべぇ編集部・中原晋司)