好きなアイドルが載っているだけで雑誌即買い!今どきの雑誌グラビア訴求力とは
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コンビニの雑誌売場を見ていると、表紙にはアイドルを中心とした芸能人の顔が目立ちます。なかには、「なぜ漫画雑誌に水着のアイドルが必要なの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
そこまで芸能人の力は雑誌の訴求力をあげることに貢献するのでしょうか?
そこで、しらべぇ編集部は「好きな芸能人が出ている雑誌は即買いする人」の割合を調査してみました。
画像をもっと見る■好きな芸能人が出ていると雑誌を即買いする人は約12%
雑誌に載った芸能(有名)人目当てて雑誌を購入する人はおよそ1割。芸能人の訴求力は一定数認められる結果となりました。
この結果、さらに年代別に見てみると、興味深い傾向を示していました。
芸能人目当てで雑誌を購入する人は、各年代で大きなバラつきは見られなかったのです。ちなみに、男女別の数値を見てみても、男性11%、女性12%と、両者に差はほとんどありません。
では、いま(2015年5月29日現在)雑誌ではどんな有名人が表紙を飾っているのでしょうか。
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■男性コミック誌はやっぱりアイドル
『週刊少年マガジン』26号 清水富美加
『週刊ヤングジャンプ』26号 指原莉乃 (HKT48)
ターゲットの年齢層は『週刊ヤングジャンプ』の方が高めですが、どちらもグラビアを飾るのはアイドルや若手女優が中心。
清水富美加さんは朝の連続テレビ小説『まれ』(NHK)にも出演する、今大注目の女優さんです。また、指原莉乃さんはAKB48選抜総選挙を控えており、どちらの媒体も話題の若手を起用していることがうかがえます。
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■男性週刊誌は艶っぽい!
『サンデー毎日』2015年6月7日号 松下奈緒
『週刊朝日』2015年6月5日増大号 相武紗季
こちらは購入する年齢層が40〜50代と高くなるので、表紙を飾る女優も大人っぽい魅力を持った人選になっています。
表紙に政治や経済の見出しが踊るなか、綺麗な女性が中央に配置されていると、表紙が少しやわらかい印象になるのかもしれません。
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■女性ファッション誌は世代のカリスマを
『ViVi』2015年7月号 安室奈美恵
『Zipper(ジッパー)』2015年春号 きゃりーぱみゅぱみゅ
女性ファッション誌は、読者と同世代かつ雑誌のコンセプトに合った芸能人を表紙に起用するのが一般的です。
「憧れの人」が表紙を飾ることで、消費の購買欲を刺激できます。
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■男性ファッション誌に女性、デジタル機器雑誌にアイドル?
近年、男性ファッション誌のなかには、女性アイドルを表紙にするパターンが増えています。
使える着回しアイテムを扱った誌面の内容と、かわいいアイドルが微笑む表紙とでは、その役割が異なることはあきらかです。
また、カメラ専門誌『CAPA』や先日紙媒体の最終号を迎えたデジタル雑誌『週刊アスキー』など、専門誌にも表紙に芸能人を起用するものが多いのも目を向けたいところ。
出版社側はグラビアを入口に雑誌に興味を持ってもらいたい。芸能人はグラビアをきっかけにブレイクを狙う。
雑誌の表紙には、そんなお互いの思惑も見え隠れしているのかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)