7割の人が健康診断後にアレを開始!どうやら 「23メッツ」が健康のカギらしい
日ごろの運動不足や、食習慣を改めないと思っている人には、診断結果に一喜一憂する健康診断。診断結果よりも先に記入する、問診票がコワイという人も少なくないはず。
「日常生活において歩行又は同等の身体活動を 1日1時間以上実施していますか?」
質問に書いてある運動量が適正運動量なのかもわからないけれど、日ごろの運動不足を感じて答えに困ったり。さらに…
「運動や食生活等の生活習慣を改善してみようと思いますか?」
の、問いがもっとコワイ。「いいえ」と答えたら医師に叱られそうな気がしたりして。
そこで、健康診断を機に運動を始めたことのある人の割合を調査してみました。
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■7割以上が健康診断をきっかけに運動をスタート
全体で見ると7割の人が「健康診断を機に運動を始めた」という結果に。残りの3割はすでに運動をしていた人、それでも運動を始めなかった人の割合でしょう。
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■若い世代は女性のほうが素直に反応?
20代男性の運動を始めた割合は約半数と、全体平均から見ても少なめ。
女性はプロポーションが気になったり、20代終盤から脂肪が落ちにくくなる傾向があるので、美容の観点からも運動をする意識が高いのかもしれません。
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■50代になると男性がリード
50代になると、健康診断をきっかけに運動を始める男性の割合が、初めて女性を逆転します。体力の衰えを実感したり、健康への意識が高まる年代なのでしょうか。
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■運動量のキーワード「メッツ」って何?
厚生労働省によると 、望ましい身体活動・運動体力の基準は以下の通り。
「18~64歳の身体活動(生活活動・運動)の基準。強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う」
と、あります。
「メッツ」とは聞き慣れない単語ですが、「代謝当量(Metabolic Equivalents)」の頭文字をとってMETs。
「1メッツ=安静に座っている状態の代謝量」で、歩行は安静時の3倍負荷があるため、「3メッツ」と表します。
各運動のメッツは、以下のとおり。
日本人の身体活動量の平均は「約15~20メッツ・時/週」とあるので、あと「ひと運動」が足りていない様子。
冒頭の設問表にあるような「日常生活において歩行又は同等の身体活動を 1 日1時間以上実施していますか」 は、
歩行3メッツ×7日=28メッツ・時/週 = 23メッツ
こうすると、目標を超えることができるのです。
厚生労働省の案によると、歩行より強い運動を「4メッツ・時/週」を行うことがさらに好ましいとしており、問診票にも出てくる設問「1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか」に相当します。
運動不足は、たったの「8~3メッツ・時/週」。散歩や軽い運動をプラスすることで解消ができるようですね。
(文/しらべぇ編集部・田村えま)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
対象:全国20代~60代 男女406名