学食カレー価格と大学周辺バイト時給を比較すると…コスパ最強は東大だった!
学生にとって、お金というものは時に数百円、数十円単位で気にしなくてはならないもの。飲み会やデートにかかる費用を捻出するため、いかにたくさんアルバイトでお金を稼ぎ、いかに日頃の出費を減らすかということは、勉学と並ぶ学生の毎日の課題です。
そこで今回は、都内の有名大学を対象に、学食のカレーの値段と大学付近のアルバイトの時給を比較。どの大学の学生がアルバイトで多く稼げ、また食費が少なくて済むのかということについて検証してみました。
調査の対象にしたのは東京大学本郷キャンパス、早稲田大学早稲田キャンパス、慶應義塾大学三田キャンパス、上智大学四谷キャンパス、明治大学和泉キャンパス、青山学院大学青山キャンパス、立教大学池袋キャンパス、中央大学後楽園キャンパス、法政大学市ヶ谷キャンパスの9校。
各大学周辺で1時間アルバイトした際の時給(平均)で、学食のカレーを何杯食べることができるのか? その名も“学食カレー指数”を算出し、各大学の学生の生活コスパについて比較分析を行っています。
■東大、明大のカレーは格安240円!
分析の結果、最も“学食カレー指数”が高い大学は東京大学となりました。
東京大学のカレーは240円と非常に安く、ワンコインで2杯食べてもおつりが返ってくる破格の値段。周辺地域のバイトの時給は特別高くはないものの、このカレーの安さが際立ち、学食カレー指数は4.98杯、つまり、1時間アルバイトをすれば学食のカレーが約5杯食べられることがわかりました。東京大学は、学費も安ければ生活費にもお金がかからないようです。
私大でカレーの安さが際立ったのは、明治大学。こちらも東京大学と同じく240円でしたが、明治大学周辺のアルバイトの時給平均は今回の調査対象の中で最も低く、学食カレー指数は4.58杯で6位という結果になりました。
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■アルバイトするなら立教、青学周辺!
一方で、大学周辺のアルバイトの時給の高さが際立ったのが、立教大学と青山学院大学。これらの学校は、池袋や青山に位置するといった土地柄からか、大学付近のアルバイトの平均時給が1250円前後と他大学周辺よりも高いようです。
学食のカレーも270円と安いのですが、東京大学と比べるとカレーの値段の差が大きく、学食カレー指数は立教大学が4.64杯、青山学院大学が4.63杯と伸び悩みました。ただし、アルバイトでがっつり稼ぎたい学生には嬉しい大学環境と言えるでしょう。
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■実は苦学生(?)な中央大学
そして、学食カレー指数ワースト1位は中央大学となりました。カレーの値段が他大学と比べて高いうえに、キャンパス付近のアルバイトの時給は低く、学食カレー指数は3.68杯。1位の東京大学とは実にカレー1杯分以上の差がついてしまいました。学生にとって、カレー1杯の差はときに死活問題になり得るのではないでしょうか。
中央大学の学生はアルバイトの時給が安いうえに昼食代が高く、私たちの知らないところで涙ぐましい努力をしているのかもしれません…。中央大学の学生とデートをする際には、他大学の学生よりもカレー1杯分優しくしてあげたくなりますね。
■調査概要
インターネット上に掲載されていた東京都内のアルバイトの求人4万8738件のうち、各大学から半径1km以内の販売・飲食・サービスの求人の平均時給額と、各大学の学食のカレーの値段から分析(学食カレー指数はアルバイトの時給からカレーの値段を割って算出)
(文/かっこ株式会社・インターン生 小川涼雅)