今後5年で地価は上がる?下がる?もっとも値上がりが期待される「有望エリア」は…
©iStock.com/ShinOkamoto
2009年以降、東京・名古屋・大阪の3大都市圏は、地価の上昇が続いている。
とくに、2020年にオリンピック開催を控えた首都圏では、東京湾岸エリアなどの新築マンション市場が活況。また、大阪市の中心部でも再開発が進み、次々とタワーマンションが建てられている。
そこで、しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女555名を対象に、「今後5年間で地価はどう推移すると思うか?」について調査を実施した。
■「変わらない」が過半数も、4人に1人が上昇を予想
全国的に見ると、もっとも多かった予想は「変わらない」 で、5割を超えた。一方、4人に1人が「上がると思う」と回答し、「下がる」と考える人がもっとも少なかった。
さらに細かく、エリア別で見てみると、どうだろうか?
■五輪を控えた東京は? 他に期待されるエリアは?
やはり、五輪効果もあってか、東京都では全国平均を10ポイント近く上回って、値上がりを予想する声が多い。
しかし、それを上回って「期待度ナンバーワン」だったのが、名古屋市を抱える愛知県。地元のトヨタ自動車や関連企業などが、円安の影響もあって好況なことも背景にあると思われる。
一方、三大都市圏で唯一、全国平均を大きく下回ったのが大阪府。3人に1人が「今後、地価は値下がりする」と答えている。中心部の再開発は進むものの、地元企業の経営不振など、名古屋圏との差が出たのかもしれない。
こうした地域では、住宅の購入意向にも違いがあるのだろうか? あわせて調査してみたところ…
■東京は賃貸派・購入意向とも高め
地価の高い東京では、賃貸派の比率が全国でいちばん高く、購入済みの人が少ない反面、「今後購入したい」という回答はもっとも多かった。
また、値上がり予想が多かった愛知では、すでに持ち家派が東京の2倍近い。
■地価上昇が予想される時代の「住宅購入のメリット」とは?
「一生の買い物」とも言われる住まい。住宅を購入するタイミングを迷っている人も多いだろう。今後は、地価の上昇だけにとどまらず、消費増税や金利上昇への懸念も広がっている。
一方で、今は、歴史的な低金利時代。さらに住宅購入を支援する制度が充実していることを考慮すると、今のうちに住宅を購入することで得られるメリットは少なくないと言える。
■住宅ローン選びにも変化が
住宅を購入する際は住宅ローンを組む人が大半だろうが、物件だけでなく自分に合った住宅ローンを選択することも大切なポイント。
たとえば、全期間固定金利の住宅ローンとして知られるフラット35は、将来金利が上がっても返済額が変わらない。将来設計も安心だ。
そんなフラット35でナンバーワンのシェアを誇るSBIモーゲージが、ARUHIに社名を変更し、それと同時にARUHIメンバーズクラブという新サービスを発表した。
ARUHIメンバーズクラブでは、ARUHIの住宅ローン利用者を対象に、厳選されたブランドの家具や家電が優待価格で購入できるほか、住宅購入後の暮らしに合わせたサポートをしてくれるという。
(写真:ARUHIメンバーズクラブ提携先のひとつであるニッセン「
家を買って新生活を始めるタイミングは、出費もかさむもの。長く付き合っていく住宅ローンだからこそ、ローンだけでなく、住生活全般までサポートしてくれる特典は、大きな安心につながる。
こうしたサービスも、住宅ローン選びの参考にしてみるといいだろう。
(文/しらべぇ編集部 提供/ARUHI)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年6月19日~2015年6月22日
対象:全国20代~60代 男女555名