炒め物なら何でも合う!万能調味料「ピリ辛ナンプラー」の簡単すぎる作り方
日本でも人気の高い、タイ料理。タイ料理のイメージとしては、まず「辛い」が浮かぶのではないでしょうか。しかし、タイ料理は辛いだけではありません。「甘い」「しょっぱい」「酸っぱい」も大事な要素。そのすべての味が混ざり合わさったものが、タイ料理なのです。
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■日本でも買えるオススメ「ナンプラー」
日本のレストランのテーブルには塩・コショウ・醤油などが置かれているのが一般的ですが、タイのレストランでは、砂糖・ナンプラー・酢・一味唐辛子の4点セットがテーブルに置かれ、サーブされた料理をさらに甘く、しょっぱく、酸っぱく、辛く、自分好みの味付けにして食べます。
さて、そんな4つの味のひとつ「しょっぱい」を担っているのが、タイのお醤油、「ナンプラー」。
アンチョビなどの魚を塩漬けし発酵させてつくるこの魚醤は、タンパク質から生じるアミノ酸を豊富に含んでいるので、しょっぱさに旨味や風味がプラスされています。ただ、気になるのはそのニオイですね。
しかし、加熱するとその臭みはほとんど消えてしまいます。また、ニオイの強さはメーカーによっても違うのです。そこで、日本でも買える、美味しくて臭みの少ないおすすめナンプラーを2つ紹介しましょう。
タイの屋台やローカルレストランにはほぼこの、「ティパロスナンプラー」が置いてあります。タイでは、小16バーツ(約60円)、大25バーツ(約90円)。
数あるナンプラーのなかでも、最も質にこだわっているのがこちら「メガシェフナンプラー」です。タイでは、小20バーツ(約70円)、大36バーツ(約130円)です。
日本では、アジア料理食材店やタイフェス、カルディ(KALDI)などで、1本200円~500円程度で購入できます。
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■タイのレストランに学ぶ、オススメのアレンジはこちら!
ナンプラーは、そのまま瓶から数滴たらすのももちろん良いのですが、ここでは、タイのレストランを見習ったアレンジ術を紹介しましょう。
小さな青とうがらしを細かく輪切りにし、ナンプラーに一晩漬け込みます。はい、これだけで「ピリ辛ナンプラー」の完成です!
タイでは“プリッキーヌ”という小さな激辛とうがらしを使いますが、日本では入手しにくいので、普通の青とうがらしでつくってみてください。冷蔵庫に入れれば、3カ月~半年ほど長期間保存がきき、“何にでも使える”万能調味料となります。
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■「ピリ辛ナンプラー」の使用法
ピリ辛ナンプラーは、野菜炒めやチャーハン、焼きそばなど、“炒めもの”には何にでも合います。前述の通り、加熱すると臭みは飛んで風味が増しますので、怖がらずに小さじ2杯~3杯を炒め物の最後にかけてみましょう。
また、出来上がったチャーハンに“とうがらし込み”でピリ辛ナンプラーをかけると、これは上級者スタイル。たったこれだけで、いつもの料理がタイ料理テイストになります。
他にも、スープ、肉じゃが、ポテトサラダ、カレーなど、タイ料理以外にも隠し味としてお使いください。さらに、そのまま生野菜をつけて食べても美味しいですよ!
(文/しらべぇ海外支部・hiroko)