【京都の穴場】絶景パノラマとうま味あふれる新茶が同時に味わえる「天空カフェ」
京都駅、大阪駅どちらからも車で約1時間の距離にある、京都府・和束町。ここに知る人ぞ知る名スポットがある。美しい茶畑を見下ろしながら新茶が楽しめる茶室「天空カフェ」だ。
画像をもっと見る山頂にたたずむ茶室
和束町に到着し、見上げると小山の上に和のテイストを感じさせるログハウスが。
これが今回の目的地である。
まずはふもとにある和束茶カフェで茶室利用の申し込み。ここは和束町における“道の駅”のような役割となっており、飲食はもちろん、地元特産品が直売されている。
和束町や有志により運営されている和束茶カフェ
店内には特産品がずらり
「天空カフェセット(600円、2人分のお茶葉入り)」を購入し、山頂へ出発。
道中は整備されており、5~10分ほどの道のりのため、子供のいる家族やデートでもおすすめだ。春は道すがら桜も楽しめるそう。
茶室に続く最後の階段。手すりも設置されている。
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至福の時間!絶景と新茶を五感で味わう
カラカサのような屋根裏が印象的な、正多角形の室内。京都・高台寺の傘亭とよばれる茶室をモチーフに建てられたそうだ。
眼下には、京都府景観資産登録第1号にも認定されている茶畑のパノラマが広がる。
香り・うま味がきわ立つ和束茶(天空カフェセット)と、絶景を同時に満喫。日本に生まれてよかった、としみじみ思える瞬間だ。
この日、応対してくれた日本茶インストラクターの中山美雪さんによると、山と川が生みだすこの地ならではの霧が、和束茶の味を引き出す要素の一つとなっているのだそうだ。しかも2015年は新芽の時期に霜がおりなかったため、新茶が豊作だったとのこと。
この天空カフェ、じつは関西での知名度もまだこれから、といった状態のようである。たとえば「食べログ」でも今現在、和束茶カフェの口コミは1件のみで、天空カフェについての記述もない。
*画像は食べログのスクリーンショットです
また例年、夏の観光客数は落ち着く傾向にあるそうで、貸切はおこなっていないものの他に利用者がいなければこの眺望を独占できる。行くならメジャーになる前の、今がベストかもしれない。
和束茶カフェ
所在地:京都府相楽郡和束町白栖大狭間35
地図:https://goo.gl/maps/w7CDB
Facebook:https://www.facebook.com/wazukacha.cafe
(文/しらべぇ編集部・伊東宏之)