【やたらと聞くアレ】自称「僕は友だちが少ない」58.9％の衝撃　最多は中年男性

『孤独と不安のレッスン』（鴻上尚史・著、だいわ文庫）など、孤独との向き合い方を書いた本がベストセラーになる一方、友だちの作り方やコミュニケーション能力を鍛えるためのノウハウを紹介した書籍も次々刊行される昨今。

人付き合いは常に私たちの生活における悩みの種となっているようです。自分とは異なる立場の人と接する機会が増えれば、友達をつくることが容易なことではないことはよく実感できるはずです。

■自称「友達が少ない」は59.8％

なんとなく聞くセリフ「僕は友達が少ない」。実際に自分には友達が少ないと考える人はどれほどいるのでしょうか。

男女1671人を対象にしたアンケート調査では、次のような結果が得られました。

【男女1671人】私には友達がいないほうだ

半数以上が「友達が少ない」と回答しています。今日、さかんに「絆」が叫ばれていますが、半数以上が「友達が少ない」と答えていることに驚く人もいるかもしれません。

さらにこの結果、男女・世代別に見ると30～40代にその割合が高いことがわかります。

【男女・世代別】「私には友達がいないほうだ」と答えた人の割合

60代女性はもっとも少ない40.6％。理由は彼女たちは友だちとおしゃべりする機会が多いからでしょうか。

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■友達が多いと思っている人は？

さらに、「自分には友達が多いと思う」と答える人の割合も調査してみました。

【男女1671人】私には友達がたくさんいる

「友達がたくさんいる」と答えたのは5人に1人。下のグラフを見れば、年配世代ほどその割合が高いことがわかります。

【男女・世代別】「私には友達がたくさんいる」と答えた人の割合

自分は「友達が少ない」と答える人が過半数を超えるものの、世代別の結果に目を向ければ年配者は相対的に友達が多いことがわかる結果に。

20～40代の場合、仕事が多忙をきわめ、なかなか友達をつくりにくいことは想像に難くありませんが、将来のことを考え、自分の社会関係資本を増やすことを意識してみるのもよいかもしれません。

（文／しらべぇ編集部）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年6月19日～2015年6月22日
対象：全国20代～60代　男女1671名