離島への冒険旅行の数々⑨〜最高の海・宮古島〜【溜池ゴロー、子育てこそ男の生き甲斐】

2015/08/12 11:00


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息子が2歳のときに初めて石垣島に行った翌年から、ワシら家族は、まるで取り憑かれたかのように離島への旅を毎年続けることになった。

翌年のゴールデンウイーク時期、途中高熱を出した息子を看病しながら、石垣島〜黒島〜竹富島と渡った。

以前書いたように、黒島では、大雨の中、大量の牛と野生のクジャクに出迎えられ、大量のヤモリ大量のゴキブリが出現するロッジの中で、高熱の息子を看病した。

今となれば、ネタにできる面白い話になってはいるが、そのときは、息子の熱も心配だし、外は大雨でジメジメして気持ちは沈むし、ヤモリはキーキー鳴いてうるさし、おまけに天井からゴキブリが落ちてくるわで大騒ぎだし……けっこう大変な状況ではあった。

一度こんな経験をしてしまうと、しばらく離島の旅はもういいかなと思うかもしれないが……その7月には、ワシら家族は再び沖縄方面へと旅にでかけた。



■親子で向かったのは絶景のあの島…

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今度は、石垣島より少し北に位置する宮古島である。

以前より、宮古島の評判は知り合いから聞いていたのだが、実際に行ってみると……「子育」にとってこれほど素晴らしいは初めてだ! というのが感想である。

というのも…… 宮古島には、2ヶ所ばかり、珊瑚礁でできた広い海岸がある。

それらの海岸は潮が引くと本来なら遠浅になるのだが、入り組んだ珊瑚の形が影響して、珊瑚の合間合間に海水が残り、子供にもちょうど良い深さの穏やかな海になる。そして、残った海水には、当然、ものすごく多くの魚たちも残っていることになる。

ほとんど泳げない子供でも、水を顔につけることさえできれば、ゴーグルを装着して、チャプンとしゃがんで水の中をのぞくだけで…… そこには、天然の水族館が広がっているような光景をみることができる。


関連記事:【溜池ゴロー、子育てこそ男の生き甲斐】 『離島への冒険旅行の数々⑧〜癒しの竹富島2〜』

■楽園のような海

様々な種類の魚が群れをなして泳ぎ、珊瑚の隙間からは魚図鑑で見たことのあるような魚たちが出たり入ったりする。

ファインディングニモで有名な隠れクマノミがいたり、熱帯魚屋さんの水槽の中でしか見たことのないエンジェルフィッシュなどの姿も簡単に見ることができるのだ。

泳げない子供達でもゴーグルとライフジャケットをつけて、水の中をのぞきながら親に手を引いてもらうだけで、泳ぐ魚を間近にできる。その海岸に親子できている子供たちの反応は、発見と驚きと好奇心の嵐だ。

もちろん、泳ぎの得意な子供たちは、珊瑚に気をつけながら、泳いだり潜ったり、魚を追いかけたりしている。 当時3歳だったワシの息子もワシら夫婦と一緒に泳ぎながら、魚を夢中になって追っかけたり珊瑚にいる魚を観察したりしていた。

そんな息子の姿を見ながらワシは感じた……んんん〜どんどん息子の脳みそが発達しているぞと。宮古島の珊瑚礁の海岸は、子供に泳ぐ魚を間近に見せることのできる貴重な場所だと思う。

まだあまり泳げない子供でも簡単に天然の魚を見ることのできる宮古島の海だが、子供を自然に触れさせたいと思っている親には、とてもオススメである。

自然の海の中で、子供は海の冷たさを感じ、生きてる魚が泳ぐ姿を見て観察し様々なことを考え、いろんな驚きや発見を感じる……やはり子供の脳みその成長に自然は必要である。

そして、そんな子供の成長に必要な自然が、宮古島には、手っ取り早くあるのだ。

今回は、以上。

(文/溜池ゴロー

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