「暑い夏こそふんどしを履きなさい」日本ふんどし協会会長に聞く「ふんどし入門」
画像提供:おしゃれなふんどしSHAREFUN®(しゃれふん)
連日続く猛暑に、熱中症になる人が続出している。こまめな水分補給などの対策はもちろんだが、身に付けるものも気を使いたいところだ。
そんな中クールビズの一環としてふんどしを推奨しているのは、日本ふんどし協会会長の中川ケイジ氏。夏にふんどしがいい理由とは、なんなのだろうか?
画像をもっと見る
■日本ふんどし協会会長に聞く、「夏ふんどし」の選び方
――クールビズとしてふんどしを推奨されていますが、夏にふんどしを履くとよい理由はなんですか?
(パンツのゴムによる)締めつけからの解放、汗の吸収、通気性、ステテコとの相性などが挙げられます。特に汗の吸収がいいところが、夏には一番優れた部分ですね。
――どのような素材のふんどしを選べばいいですか?
麻やリネンなどの天然素材。または、ダブルガーゼなど最初から柔らかいコットンがおすすめです。
――ふんどし初心者には、どのようなふんどしがおすすめですか?
いつもの下着と形状がほぼおなじな『もっこふんどし』か、ふんどしっぽい所作が楽しめる『越中ふんどし』ですね。
女性ならもっこふんどし、男性は越中ふんどしから入るのが良いです。一度使用すれば、それぞれ絶対に人に言いたくなります!
関連記事:【ゲイはホテルに入れないの?】現役ホテルスタッフに聞く「男性同士の利用」の実情
■おしり丸出しだけがふんどしじゃない!
「もっこふんどし」はパンツのように履き、腰の横でひもを結ぶタイプのふんどしだ。パンツのような履き心地ながら、ゴムの締め付けがない。ふんどし初心者でも、挑戦しやすい。
画像提供:おしゃれなふんどしSHAREFUN®(しゃれふん)
一方、越中ふんどしは前垂れのあるタイプのふんどし。ふんどしらしさはもっこふんどしより強まるが、こちらもおしりから前を覆うタイプで履き心地がよい。
画像提供:おしゃれなふんどしSHAREFUN®(しゃれふん)
ふんどしといえば一部地方の夏祭りのように、「おしりが丸出し」のイメージがある人も多いだろう。しかし日常生活で使用するふんどしは、きちんとおしりも隠れ機能性が高いものなのだ。
関連記事:女性専用車両の「あの偏見」をデータで検証!彼女たちはなぜ女性専用車両に乗るのか
■日本ふんどし協会、今後の野望とは?
そんなふんどしの魅力を伝えるために日夜努力をしている、日本ふんどし協会の中川会長に今後の展望を聞いた。
「2020年東京オリンピックまでに日本人ひとり1枚はふんどしを持つ時代、『1億2000万人総ふんどし化計画』を遂行中です。また、女性にふんどしの良さをさらに広めたいので、AKB48グループやE-girls、西野カナさんなど若い人に特に人気のあるアーティスト全員が、ふんどしを愛用して頂けるよう普及に努めます」(中川会長)
これからも、日本ふんどし協会の活動から目が離せない。
(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
取材協力:日本ふんどし協会http://www.japan-fundoshi.com/ 会長:中川ケイジ