「合コンにチェーン店はありえない！」はウソ！？チェーン合コンしたがる30代男性
デートや合コンなど、食事の場にこだわりを持つ女性は多いが、その中でしばしば聞くのが「デートや合コンでチェーン店には行きたくない」という声だ。
その理由はさまざま。「どこにでもある店に行かされるということは、自分が大事にされていない証拠」「味がたいしたことがないから」」「うるさい」など、いずれにせよ一部の女性たちがチェーン店にネガティブなイメージを抱いていることは確かだ。
だが、チェーン飲食店は全国に何店舗も拡大し、しっかり顧客を集めていることを考えればこうした意見は誤解を含むものであることは言うまでもない。特に、提供されるメニューの味についてはそれなりのクオリティのものを提供していることは間違いないだろう。
画像をもっと見る■チェーン居酒屋が「逆にアリ」の理由は？
とはいえ、本サイトが実施した調査にもあるように、チェーン店のサラダに不満を持つ人も少なくない。が、これだけ不満の声があるチェーン店で飲み会を積極的に行うのが「逆にアリ」と答える人たちがいる。
それが都心の大企業で働く30代の男性たち。
大手テレビ局で働くSさん（32才）。彼を含む仲間たちは30代に入ってからチェーン居酒屋で合コンをすることが一気に増えたという。
20代のころは「デキる社会人」という像を女性に抱かせるために、恵比寿や西麻布の料理もおいしい個室のお店をよく選んでいました。でも、30代に入ってからその戦い方は不毛だし、本質を見誤っているのでやめることにしました。かわって足を運ぶようになったのがチェーン居酒屋です。
―なぜ？
実は、合コンで料理が高級でおいしい必要なんてないんですよ。そもそも、料理の味や店の雰囲気について女性に不満の声をあげさせている時点でこちらは合コンプレイヤーとして失格。「楽しい合コン」とは、盛り上がって楽しくお酒を楽しめるかどうかの一点のみ。女性をほかの要素に目を向けさせてしまった時点でダメなんです。料理は最低限の基準を満たしてればいい。
―とは言っても、チェーン店に行くというと嫌がられないか？
これまでの実感として、チェーン店をいやがるのは社会人なりたての20代前半から半ばの女性だけです。彼女たちだけは「社会人の自分」という像に憧れているので学生のころと同じ店には行きたがらない。だけど、それ以上の年齢の女性には「逆にいまこそチェーン店でしょ！」と言って、どこの駅前にでもある店に入っても特に嫌がられないんですよ。
―実際の反応は？
ポイントは、チェーン店を使うなら徹底的に使うこと。クーポンを用意したり、コースを利用したり。それで一人3000円とか。それだけ徹底すると、30代の女性たちからは「クーポン使ってるの、一周回ってもはやおもしろいわ！」って面白がってくれるんですよね。これを20代前半の男性がやるとベタなので「ケチくさい男」ってことでドン引きされる。それなりに金を持ってるはずの僕たち30代の大手企業勤務のサラリーマンがやると、ちょっとかわいいかんじに映るみたいです。それで飲み代も安い。いいことばかりですよ。
■
Sさん曰く、ほかにもチェーン店を利用した合コンはメリットがたくさんあるそうだ。席が埋まっていることがほとんどなくトイレも清潔。おしゃれな店で合コンを開くとその店の雰囲気に合わせて女性もしっかりしてしまうというが、チェーン店に入ると緊張感がなくなるのでむしろお酒がすすみやすい。
こうした様々な事実を聞くと、30代に限って言えばチェーン居酒屋合コンもアリなのかもしれない。
（文／しらべぇ編集部）
