四季の中で「もっとも存在が薄い」のはあの季節!感じ方は年齢で変わる?
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温帯に位置する日本は、世界の中でも四季がはっきり分かれた国。「春を愛する人は…」で知られる『四季の歌』では、それぞれの季節が好きな人を異なる性格に分け、「すみれの花」や「大地」などにたとえている。
実際、日本人は四季に対してどのような思いを持っているのだろうか? 全国の20代~60代男女1379名を対象に「四季の中でもっとも影が薄い季節」について聞いてみた。
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■もっとも影が薄い季節は、秋?
影が薄い季節と考える人がもっとも少なかったのは、夏。暑さなどはっきりした気候、夏休みの存在などが影響しているのかもしれない。
一方、約半数が「もっとも影が薄い」と考えているのは、今まさに始まった「秋」だった。温暖化の影響か、9月半ばを過ぎても真夏のように暑い日もあり、存在感を奪われている可能性も。
ところがくわしく見ると、必ずしも「秋の一人負け」ではないようだ。
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■中年男性では「冬」の印象のほうが薄い?
男性では、ほぼ歳を重ねるごとに「秋の割合が下がり、冬の割合が上がる」という傾向に。60代では逆転し、「冬の印象がもっとも薄い」と考える人が4割を超えた。
なお、この傾向は男性に特徴的で、女性はどの世代でも「秋の印象が薄い」と答えた人がもっとも多い。
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■秋の存在感は、ハロウィン効果次第?
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長く続く残暑と冬の間に挟まれて、存在感を発揮しきれない秋だが、近年は秋ならではのイベントにも注目が集まっている。
アメリカ文化圏での風習がついに日本でも定着し、もはや若者や子育て世代にとって秋の一大イベントとも言えるハロウィンがあるからだ。
その経済効果は、日本だけで1000億円規模と言われている。ホワイトデーを超え、バレンタインデーに迫る規模だ。
10月31日に繁華街にあふれるコスプレの若者たちを見ると、秋についての印象が変わっていくのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・野夢宇 一貴)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:日本全国の20代~60代男女1379名