「彼氏には言えない…」「急性肝炎になった!」夜の蝶たちの本音とは?
きらびやかで華やかな彼女たちの世界とは、いったいどんなものなのだろうか。
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歌舞伎町・六本木など、繁華街に生息する「夜の蝶」こと、水商売で働く女性たち。きらびやかで華やかな彼女たちの世界とは、いったいどんなものなのだろうか。
編集部では蝶たちの表と裏を探るべく、実際に働いている女性たちのリアルな苦労話を聞いてみた。
◼️ガールズバーは「飲み」がツラい?
お水といってもたくさんの種類がある。中でも初心者が働きやすいと言われるのが、「ガールズバー」。カウンター越しでお客さんと話しながら、女性も一緒にお酒をいただくスタイルのお店だ。
彼女たちの悩みを聞いてみると…
「たまにシャンパンが開くと、嫌でも飲み干さなきゃいけないからツラい」(21歳:渋谷)
「自分と同い年くらいの若い客が来ると、コールされて飲まされるのが嫌だ」(24歳:渋谷)
「値段が安いぶん、客の質も落ちる」(20歳:歌舞伎町)
「自分の好きなお酒をもらって、ただ話すだけの楽な仕事」と思いきや意外とハードワーク。もともとの値段が安い分、訪れる客の年齢層が低かったりと、 店の敷居も低いよう。
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◼️キャバ嬢は「折れない心」が必要
夜の蝶の代表格といえば、キャバクラ嬢やホステス。ガールズバーよりお客さんとの距離が近く、隣に座ってお酌をしたり、タバコの火をつけたりするなど、仕事が少し増えるようだ。
「気持ち悪い客に太ももを触られたくらいでは動じない精神力の強さが必要」(21歳:六本木)
「客の目の前で自分の酒も作るので、ごまかせない」(20歳:歌舞伎町)
「ドレスと髪型を毎回キレイにセットしなくてはならない」(20歳:銀座)
「客層に合わせて時事問題や専門用語など、ある程度の知識が必要」(26歳:銀座)
隣に座るため座り方や手の組み方、ボトルに添える手の角度、振る舞いのひとつひとつが見られてしまう。
また、ガールズバーと異なり、客の目の前でお酒を作るのでノンアルコールにするといったごまかしは効かない。苦手な種類のお酒も、ちゃんと飲まなくていけないのだ。
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◼️夜の蝶たちの本音
笑顔で飲んでいればいいのかと思いきや、重労働で、給料が高いのも納得のハードワーク。しかしリスクが伴うのも事実。辞めたいと思うこともしばしばだとか。
「テキーラのショットを何杯も強要されたり、シャンパンの飲み過ぎで急性肝炎になった。もう一生お酒は飲みたくないと思うが、生活のために飲むしかない」(22歳:渋谷)
「親や彼氏、友達には口が裂けても言えなくて精神的にキツい。愚痴をこぼせなくて、ストレスが溜まっていく一方」(23歳:銀座)
「友達との飲み会なのに、グラスの拭き方やライターのつけ方で職業病がでてしまう」(20歳:池袋)
闇があるから光が綺麗に見えるように、きらびやかで華やかに見える夜の世界の闇は思ったより深いようだ。夜の蝶たちに惹かれる男たちも、その光と影にお気をつけて。
(取材・文/しらべぇ編集部・あくむちゃん)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)